きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

車椅子マラソンについて②・狭き門と鬼の関門

2018-09-12 20:56:44 | 真面目に漕走
レーサー(競技用)ではなく、一般車で参加できる車いすマラソンは少なく、参加できても距離が2キロとか3キロとかで、儂にとってはなんだかなあという距離であることが多い。で、その中で、一般車で参加できる大会を2つ見つける。
篠山と吉備である。

吉備の方は、JTBスポーツのサイトで申し込めた。エントリーはハーフか10キロでほ迷って10キロ。2時間半の制限時間は、ハーフで行けるかどうか微妙なところだったが、吉備といえば起伏がありそうだし、エントリーしたこの時期(6月)は、まだそれほどスピードや持久力があるようにも思えなかったので。こちらははっきりとは書かれていなかったが、ユーチューブで過去の大会の様子を見ると、一般車もヘルメットがいるらしい、ということで安いのを買う(以前使っていた海外製の超安物は、退院して処分した。因みにそれ用のチャリンコ(クロスバイク)は今、ムスメが乗っている)。
篠山については、過去の要項がアップされていたが、吉備に比べてえらく難しいことが書いてあった。このごちゃごちゃは別項にまとめた。ただ、こちらもユーチューブを見て出られそうなのでとりあえずすぐに申し込んだ。期日は篠山の方が早い。

一つ目:「篠山」(第30回全国車いすマラソン大会・ハーフマラソンの部)
ハーフ制限:180分(3時間)※フルも

関門の制限時間から考えると、1キロ当たりの最低限のペースは次のようになる。
06.8k:1時間(約8分45秒/k)
13.3k:1時間20分(約6分/k)
18.2k:1時間40分(約5分半/k)
21.1k:3時間(約8分55秒/k)
昔の愛媛マラソンのような鬼のような関門設定である。昔の愛媛マラソンは制限4時間で、キロ5分半超えてもゴールできるはずだったが、途中の関門だけは、キロ5分を維持しなければ突破できなかった。篠山の関門設定もそんな感じである。一般用の車いすで参加するので、練習はしているものの、平坦な道でキロ6分半ぐらいでしか漕げない。ペース考えずに全力で漕いで、である。とすれば、どうせ13.3キロの関門で引っかかるので、ならば5分スタートが早いフルの部に出て、あわよくば13.3キロの関門を突破してやろうということで、フルにエントリーした。が、結局一般用はフルには出られませんという連絡があり、ハーフの部へ(この絡みで診断書取りに病院に行ったりして結構手間だった因みにフルは診断書不要だった)。一般車はハーフのみみたいなこと要項には書いてなかったぞと思ったが、確かにフルもハーフも制限3時間だったのでそんなの当たり前でしょ、ということらしい。因みに、前回の一般用車いすでのハーフの優勝者は1時間50分。速い。
まあ、篠山は、3年後ぐらいには完漕したいなと。後は、この次の週にある吉備の練習みたいな感じになるかと。

二つ目:「吉備」(第31回岡山吉備高原車いすふれあいロードレース・10キロの部)
吉備は、今年は初めてなので10キロにエントリーした。吉備の方が篠山のようなタイトな関門がないので完漕ができるかもしれないが、吉備という土地柄、アップダウンが多そうだし、上り坂の非力さはかなりの不安材料だったという理由で、ハーフではなく10キロに。後は、エントリーしたのが6月だったか、結構早い時期だったこともある(それから漕ぐ力はそう変わっていないから実際にはあまり関係ない)。
制限時間は、種目の終了時間から最大で次のようになる。途中の関門はない。ただ「表彰」対象となる時間が設定されている(恐らく記録証をを出してくれるということではないかと)。
10キロの部:2時間40分(表彰対象は1時間30分まで)
ハーフの部:2時間30分(表彰対象は2時間20分まで)
表彰対象となる時間で計算すると、1キロ当たりの最低限のペースは次のようになる。
10キロの部:1時間30分(約9分/k)
ハーフの部:2時間20分(約6分40秒/k)
改めて見るとハーフの完走はギリギリ難しそうな時間設定である。10にしておいて良かったか。

こちらは先日、宿泊関係の確認が来た。仕事が早い。青少年交流センターみたいなところに相部屋で泊まるらしい。こういうのに抵抗がなくなってきたのが歳を取った証拠だと思ったりする。