goo

レニングラード国立バレエ(ミハイロフスキー劇場) ロミオとジュリエット

レニングラード国立バレエ~ミハイロフスキー劇場~
「ロミオとジュリエット」
2010年12月9日 18:30開演
東京文化会館

観た場所:1階9列目センター近く(でも左より)

マールイの「ロミオとジュリエット」
オレグ・ヴィノグラードフ版

初日を観た人の「賛否両論」、いや、否が多かったような「ぼやき」を聞いていて。
わたしが9日を観るので、もろにネタバレのようなことを言う人はいませんでしたが、
ニュアンスは充分伝わってきていました(笑)

あげく、わたしが、、、休みなんだけども、面談が入っちゃっていて、
そやつがイレギュラーというか、、、乗りたかった新幹線を逃してしまい、
30分遅れで会場入り。

「遅刻する」というメールに対しても
「大丈夫!遅れてもたいしたことないよ!」くらいの励まし(????)のようなお返事すらいただいていました。

いったいどんだけすごいんだろー

などという気分でいたので、観てみたら、思いのほか楽しめました。
ヴィノグラードフの振付・演出に関しては「微妙」としか言いようがないのですが、
個々のダンサーの舞台への姿勢も、豪華な舞台美術も(ちょっと仰々しいさもあるけど)、良かったと感じました。

「ロミジュリ」で楽しむのってどうなんだろう、ではありますが。

そして、両日観た人の意見ですが「2日目の今日のほうが断然いいよ!!!」だったそうです。
良かった良かった。
途中からしか見られなかったけどさ・笑

1幕の後の休憩の後で、「ロシア文化フェスティバル2010」のクロージングご挨拶。
あれ?????
そうだったの????
今回、何にもロシア文化フェスティバルから案内来てなかったんですがーーー。

しかしこの挨拶を、開演前にやってくれたら、ワタクシ、バレエ全編観られたんだよなあ。
ガラならともかく、全幕の途中で挨拶入れるのってどうなのよ。

まあ、、、賓客たちのスケジュールもあるだろうけどさ。ちぇ。


で。
わたしが観たのは、30分過ぎた頃の、1幕のジュリエット(サビーナ・ヤパーロワ)のソロからです。

サビーナ、素晴らしかったですね!またさらに上手くなったと感じました。
彼女ならば、ラヴロフスキー版もマクミラン版もグリゴロ版もいけるんじゃないでしょうか。

マラトのパリスは。
サビーナと並ぶと、まるでサビーナの2倍に感じるし。
オマールもちっこく見えてしまうし。
やはりでかかった。
怪我の影響もあるのかな、あんまり踊れていないような感じもしたのですが、、、、
でも「演技」はとても気持ちがこもっていたと思います。
その「世界観」や「役作り」に共感できるかどうかは、個人の好みが別れるとは思いますが、
役を演じきろうという熱意は文字通りホットだったと思いました。
うーん、これって、難しいんですが、「熱心なマラト」が舞台に現れてしまうのは、どうかな、、とも思いますね。こういうドラマを演じなくてはいけない作品の場合。
最終的には、「マラト」ではなくて「パリス」さえ見えていればいいはずだと思うし。
ちょっとパリスの踊りも「ヴィノグラードフの微妙その1」 ではないですけども、
よりによって、そこでそんな音楽入れてきて、パリスのモノローグみたいな踊りを挟むのかい?
しかも、舞台前方では、ロミオとジュリエットがいちゃいちゃしていて、
そのいちゃいちゃ演出も
ロミオ:地面にLOVEと書く
ジュリエット:「いや~ん、馬鹿!」と文字を消す

こんな感じ(汗。。。。。)
そして振付がまた、微妙なのよね。不思議なドロッセルマイヤーの舞ではないけども、
ああいう不思議ちゃんな踊りをモノにするのは大変だと思う。
今回パリスを踊ったリシャットもマラトも、その点ではハードル高かったと思います。

マキューシオはじめ、、、、ロミオの友人たち、いや、ティボルトもロミオも含めて、
どうもね、あの鬘のデザインが、、、、、うわーお、ちょっと、、、最後の最後でときめくのを止めてしまう大きな壁だったような気がします、個人的に。

あとはゴテゴテした被り物や甲冑や衣装の仰々しさですか、それは許容範囲、というかむしろ好きかも。神父までへんてこりんだったらどうしようかと思ったけど、それはなかったしね。

ティボルトのアレクサンドル・オマールも、踊りがシャープで素晴らしかったです。
いいものを見せてもらえました。


やはり両日観ればよかったなあと感じたのは、初めて観る作品だと、どこに誰がいるのかあんまりわからないので、観とけばよかったなあ、という点。
仕方ないけども。
どちらにしろ、この版だと、バックはほんとに「バック」で、総踊りというか踊りの洪水っぽくて、「うわーうわー」とお目目が忙しいったら、ありゃしないんですが、
こういう雰囲気の作り方も、、、嫌いじゃないですね。
なんかグリゴロちっくだしさ。
グリゴローヴィチのように、舞踊言語が長けているとは言いがたいですけども。

何回か繰り返されるジュリエットやロミオのムーヴメントとか、
ジュリエットの激しい内面を表す時の「手がパーで腕をガバーっと真っ直ぐに広げて力いっぱいアチチュード」とか、、、、ソ連ちっくというのか、、、なんというか、どこかで観たような観なかったような、不思議な懐かしさもあったりしました。

でも、音楽のはしょり方への不満やら、振付や演出がどうのこうの、という「否」な部分はさておき、主役男女と、キャピュレット父母、神父が素晴らしいドラマと踊りを見せてくれたことには、
心から敬意と感謝を表したいと思います。

さきほどの、マラトとは真逆というか、、、、特にキャピュレット父母の二人は、
いつもの彼らでありながらも、いつもの彼らを全く感じさせない冷徹ぶりというか、
彼ら個人の姿が全く表に出ていない、素晴らしい役作りでした。
もちろん彼らだからこその、彼らの内面からあふれ出る演技の厚み・ふくらみがあるのだろうけども。

やっぱりね、こういうのが本当のプロフェッショナルだなあと思いますね。
ダンサー・役者個人の色が表れつつも、その人ならではの『創り上げられた役柄』を堪能できるのが舞台での幸せだと思います。
その人個人の努力のあとだとか、必死に頑張っている姿、そういうものが出てしまう段階では、まだ、駄目なんですよね。
そういう段階のものでも、こちらはホロリときてしまうんですけども、、、、、、
ほんとはそうじゃないんですよね。
努力してるんだけども、そんなのあたりまえ、努力のあとを見せない、さらり・ぱらり・きらりってのが難しいのよ。

そういう点で、ツァルもノヴォショーロワさんも、凄かったです。
特にツァル。何年か前の「恐ろしい悪魔」っぷりが甦ってきました。
ある知り合いの人なんて「あのツァルが、、、、幻滅です、、、」というくらいショックを受けていましたから、演じる側としてはガッツポーズ、してやったり、ではないでしょうかね。
(あの暴力横暴父という描き方には甚だ、、、疑問ですがね、、、、ヴィノグラードフの意図するところが全くわからない。たしかにあの父親なら、ジュリエット、追い詰められても仕方がないですけどもね。そういう点では納得なんだけどもね。それにしても暴力的すぎるよね。)

ふー、長くなってしまったので、今日はこの辺で。
また明日に続きます。。。。





コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

やっぱ、早朝っていいな~

今日は今の売り場に移って初めての早朝勤務でした。

あー、やっぱ、早朝から働くのって、気持ちいぃ~

できることなら、ずっと早朝がいいけど。。。
(そういうわけにはいかないんだろうけど)

寒いし。
冬は二度寝したらアウトだし。(あと5分、あと5分、、ていうのはすごい危険なのよね)

勤め先は24時間営業ではないので、自分(達)が出勤しなかったら、開店できないという怖さもあるけれども。

でもねー、やっぱり、早起き体質の人間としては、早朝から働いて14:00もしくは15:00に終われるというのは、とても嬉しいんですよね~。

まだこっちの売り場では、、、、全然ダメダメで、
毎日「。。。。。ふぅ~。。。」という感じなのです。
仕事の流れがまだつかめていないから、なにひとつ気の利いたことができないの。

まー、周りも全然そこまで求めていないし、期待もしていないだろうし、
「うちのやり方をゆっくり覚えてくれればいいよ」ってのは、わかっているんですけどもね、
なんでしょー、「誰かの負担になっている」って、、、
やなもんだよねー。
仕方ないんですけどもね。
その分1日でも早くこっちのやり方を覚えるしかないんだよね。

で、そんなこんな悶々とした毎日の中でやっと訪れた早朝勤務!
これはね、自分の中でいちばん働きやすいリズムパターンなんですよ。

だから今日も「ああ、今はこうやって動けばよかったな」という反省点は山ほどあるのですが、
それほど落ち込まなかったのは、この気持ちの良いリズムだったせいかもしれません。
(そこはちゃんと深刻になったほうがいいのかも・笑)


今月に入って、1回だけもとの売り場を手伝った日、それ以来約10日ぶりの早朝勤務だったのですが、昨夜バレエを観て、あまり寝ていないにもかかわらず、めちゃめちゃ今元気だし。
朝の出勤時の星空もこの10日でまただんだん変わってきました。
それは昨夜の星空でも思ったのですが。


ついちょっと前は、朝の出勤時には、頭上にオリオン座や双子座が輝いていたのに、
今朝は5:00の空、オリオンも双子座も沈みかけていました。
(反対に、今は夜中に天頂でキラキラしていますね)
そして、北斗七星がドーンと真上にいるんですね。
なかなかこれ、気持ちいいです。

あいかわらず、上を見ながら自転車漕いでいて、危険きわまりないというか、
気をつけないといけませんけども・笑


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

D is for “The Dream Academy”

The Dream Academy - Life in a Northern Town
Dream Academy - Life in A Northern Town


Dはドリーム・アカデミーのD!!!!


いい曲ですよね。

正直、彼らのことは、この曲だけしか知らないんですけど。

ほーんと、この曲って素敵です。




なんとなくこの曲って、わたしの中では村上春樹の「ノルウェイの森」とワンセットだったり。



えーと、すみません、ワタクシ、村上春樹って、とても苦手なんです。
初期の作品は、なんつーか、読まねばならん、、的な義務感めいたもので、
一応読まねば、と思い読んでいました。

こう、読書好きとしてはですねぇ、自分の中で「苦手な作者」みたいなものは作りたくないなあという部分もあって、そして、「読みたくない」「ありていに言えば嫌いである」と言うならば、
ちゃんと「ここがこうで、好きではない」ことを言えなくちゃいけないだろう、というわけで、
そういうこともあって、読んではいました。
それに、彼が優れた作家だということは、重々わかっているんです。
でも、どうしても駄目なのです。こればっかりは仕方がない。

「ノルウェイの森」がとどめでしたね。
今はもう、彼の作品は全く読んでいません。


まあ村上春樹が苦手なのはともかく。

ドリーム・アカデミーのこの曲は大好き!

彼らのことを知らなくても、そしてこの曲が流行ったときには生まれていなかった人でも、
きっとどこかでこの曲を聴いたことのある人って、多いんじゃないかな。

冬が似合う名曲ですよね~♪

なんでしょう、
ほら、
誰かが言った有名な言葉。
「ジェームス・ディーンの映画を観たことが無い人でも、
この写真の青年が『ジェームス・ディーン』であることは、誰もが知っている」みたいな、、、、、


音楽の世界での、いわゆる「一発屋」さんというアーティスト。

そりゃ、何発もヒットがあるに越したことはないかもですが、
華麗なる一発大ホームランっていうのって、ある意味すごいですよね。

たくさんの人の心に残るんだもの。
(それに、一発もない人だってたくさんいるんだしさ)

音楽(洋楽) ブログランキングへ



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )