1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

人の心を動かす言葉の使い方

2006年06月01日 | Weblog
そんなタイトルの講座に参加してきました。
講師はシンガーソングライターのEPOさん。

開始時間まで少し余裕があったので、配布資料に目を通していました。
なんとなく、自分が想像していた内容と違うのでは、という気が・・・。
というのも、「催眠療法初級コース」「夢実現セミナー」「NLPプラクティショナー認定セミナー」等のお知らせがあったからです。
妙に警戒心を抱いてしまいました。受講料45万円なんて書いてあるし・・・。

それはそれ、これはこれ、と(自分の中で)割り切ったところで、EPOさん登場。

EPOさん、テレビによく出ていた頃とほとんど変わりません。
年上のはずだけど、若々しい。

今回の講座は、簡単に言うと
「NLPを用いて、人間関係をよりよくしよう」
というものでした。

NLPとは、Neuro-Linguistic-Programming(神経言語プログラミング)と呼ばれ、優れたセラピストたちの「言葉づかい」「非言語的コミュニケーション」「潜在意識の動き」などを研究し誰でもその素晴らしいコミュニケーションを学べるように体系化したものだそうです。
このスキルは、あらゆる分野のあらゆる場面でのコミュニケーションに使え、人との関係、自分との関係が変わり、自分の可能性が広がり、望む結果を手に入れることができるそうです。

まず、どんなときに人に自分の気持ちを打ち明けられるか、そして、逆に心を閉ざすのはどんなときか、という質問がEPOさんからあり、受講生はビシバシ挙手して意見を言っていました。

その意見の交換から、人間には大きく分けて三種類の感覚システムを持っているということがわかります。
三種類とは、「視覚的」「聴覚的」「感覚的」。

そこで、自分の支配的な直覚システムを調べるために、16の質問にひらめきで答えるテストをやりました。

たとえば

・あなたが海を訪れて海辺にたたずんだときに、まずあなたをひきつけるのは、海のどういうところですか?

a. 深い緑色の水、空の様子、砂に現れた風紋
b. 波の音、カモメの鳴き声、ブイのぶつかり合う音
c. 足もとの温かい砂、塩辛い空気、涼しい風

こういうものです。
上から順に、「視覚的」、「聴覚的」、「感覚的」の回答になるわけです。これを16個答えて、数の一番多かったのが自分を支配するものということです。

同じ支配同士はコミュニケーションが取りやすいけれど、どういうわけかあの人は私の言うことを理解してくれない、なんて場合は、この優先システムが違うことが多いらしい。
かといって、相手にいちいちこの16の設問をするわけにもいかないので、簡単な見分け方というのを教えてもらいました。
これがおもしろいんですが、絵が書けないと説明できないので省略・・・。

相手の優先システムの感覚に合わせた方法(たとえば、視覚タイプには、視覚に訴える方法)でコミュニケーションをとれば、望ましい結果が得られるとのことでした。

その後、実践編として、はしゃいで騒ぎまくる自分の子供を静かにさせるには、というロールプレイのようなものをしました。
「親役」「子役」が前に出て、自分の思うような演技をして、それについて他の生徒が「この言葉がよかった」「注意している態度に真剣味がないところがだめ」等、意見交換。
もうひとつ、「会社の上司」「部下」というパターンもやる予定だったそうですが、時間が足りなくてできませんでした。どちらかというと、こっちをやりたかったなぁ。

最後に質疑応答と感想、のようなコーナーになったんですが、みなさん内容には大満足していたようです。

でも、私が期待していたのはもっと単純なもので、たとえば「好印象を与える自己紹介の仕方」とか、「生徒をやる気にさせる言葉かけ」とか・・・。
いや、コーチングも基礎はNLPだとのことなので、これからきっと(何かの)役に立つことでしょう。
コメント
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