1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

生きているということ

2008年09月29日 | Weblog
今日は四重奏のレッスン。
発表会が終わってから自分たちだけで練習を重ねていて、先生にみていただくのはひさしぶりでした。

目の前に先生がいらっしゃるだけで、4人の中に漂う緊張感。
自分たちなりには「いい感じ」にできていると思っていましたが、テンポの設定から始まって、チェックがびしびし入りました。
指摘されなければまったく気付かなかったようなことも多く、反省することしきりです。

やはり、きちんと見ていただくというのはとてもたいせつなことだと思いました。
客観的な耳は大事です。
自分の中で完結してしまうと、どうも独りよがりな演奏になるような。

練習の帰りに、病院にお見舞いに行きました。
老人施設に入居している伯母が、高熱を出して入院したんです。
昨日まではかなり状態が悪かったらしいですが、私が行ったときは、以前と同じように見えました。

話しかけても、返事はオウム返しのようなことが多いです。
でも、微笑みかければ伯母も笑顔になるし、ふとした折に元気だった頃の伯母の目をしているときがあって、どきんとします。

伯母には子供がいなかったこともあって、私たち姉妹はとてもかわいがってもらっていました。
新学期にはいつも新しい文房具を買いに有隣堂に連れて行ってもらい、不二家でお土産を買ってもらったこと、仮装行列のときはいい場所を確保してくれたこと、遊びに行くと必ず作ってくれたごはんの味・・・
そんな昔の思い出がとめどなくよみがえってきて、涙が止まらなくなりました。

伯母はもう自力で立ち上がることもできないまま、最後の日々を生きている。
意識は半分ないように見えるけれど、一生懸命生きている。
長い人生、苦労も多かったと思います。
そんなことを今どう思っているかはわからないけれど、人間、死ぬときまで一生懸命生きるんだ。

ああ、さっぱりまとまりませんが、ちゃんと生きなければと思いました。
コメント
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