カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

考え始めると眠れなくなる記事

2015-03-06 11:31:50 | 人声人語
 今朝の新聞を読んでいて、先の方に頁をめくるのが大幅に遅れてしまった。

 時々クロスワードとか、5つの間違い探しなどで頭を悩ますことはあるが、普通の記事でもあるんだなと思った。

 

 「福祉避難所指定ゼロ24%」という見出しで、東日本大震災の検証と教訓から得られた避難所の必要性を訴えた記事で、避難所の指定が全くなされていな自治体が24%あるという。

 例によって横には都道府県別の取り組みの現況を一覧表で示しある。

 

 この表の見方が結構な「なぞなぞ風」に出来ていて、対策を講じなかった自治体が0で(0.0%)という、摩訶不思議な数字が並んでいて、一見しただけでは何のことだかさっぱり判らない。

 %表記が出来るということは、避難所を指定すべき基礎自治体の全体が判っていて達成数が判っているから割合が出たのだと思う。

 多分記事が伝えたいことは避難所指定ゼロの自治体への警鐘なのだろうが、「ゼロ」という文字と「0」という数字を混用・多用したためかなり判りづらくなっている。

 未指定が0なら達成度100%だろうに(0.0%)と表記されているので老化中の頭は大混乱だ。

 この記事に止まらず天気予報から、出生・死亡率まで「%表記」が好きな国民性なのは分かるが、殆ど意味をなさないどころか、弊害にすらなる場合がある。

 例えば、地方での出生率の回復など、分析を誤ると単なる分母たる若い女性の転出に起因する率の増加に過ぎず、むしろ絶対数は減り続けているという話もある。

 「%のマジック」をいつまでも楽しんでいると、現実がしっぺがえしをする。

 では一句。

 「死亡率100%まで生きられる」

 この確率は100%正確である。

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コメント
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