カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

宮崎にプチ旅行(4)

2018-05-12 12:26:16 | 旅行
 都井岬まで南下する予定はなかったのだが、一日目のコース変更で少々余裕が出来たので回ってみた。

 ただナビに誘導されるコースは初めてだったのだが、海岸沿いのかなり狭く曲がりくねった道を走った。

 都井岬・駒止の門を通過して暫くすると彼方こちらの山腹に野生馬が草を食んでいるのが見える。

 
 
 前方の道路脇に馬が見えたので、ゆっくり走ることにしたら、馬の方から近づいてきた。

 

 道路上で立ち止まるので、こちらも車を駐めて撮影タイムになってしまった。

 馬の動きに合わせて車を進ませたり止めたりを繰り返しながら通過することが出来た。

 

 日頃見慣れた、大型の馬に比べると随分小さな馬である。

 北海道の道産子や岩手県の南部馬も小振りな馬だったと記憶する。

 日本古来の馬は全体に小さいものが多い。

 北海道のばんえい競馬の超重量級の馬や、競馬のアラブやサラブをイメージするとポニーかと思うくらいだ。

 阿蘇でも赤牛とともに馬を放牧しているところがあるが、牛が草を舌で巻き取って食べるのに対して、馬は前歯で嚙みとるので草が短くカットされ景観はとても良くなる。

 カメラを向けた私の方に1頭がやって来て、盛大に脱糞した。

 どうやら糞をする場所を決めているらしく、私は彼等のトイレの位置でカメラを構えていたらしい。

 貰ったパンフレットによると、産まれた子馬は本格的に草を食べる頃になると最初に母親の糞を食べるとある。

 これは糞に含まれる消化に必要なバクテリア(腸内細菌)を摂取するためらしい。

 生殖・出産・集団生活・死亡まで自然の中で営まれる。

 

 そうした馬たちの営みと人間の営みのための人工物である灯台が静かに融合している岬である。

 日本に数少ない貴重な野生種であるので、絶滅などということのないよう見守っていく必要がある。

 雄大な自然の中でノンビリ草を食む馬などを眺めていると一句浮かんでくる。

 「東風よ吹け都井の岬や馬の耳」

 
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コメント (2)
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