カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

玉名の花菖蒲

2018-05-30 09:27:26 | おでかけ
 玉名の花菖蒲が見頃を迎えている。

 土日は混むので平日を狙ったが、最近は同じ考えの高齢者が多いので人出は多かった。

 

 外国語が飛び交い、以前とは様変わりの高瀬裏の水路である。

 木道も以前の物から掛け替えられていた。

 数カ所水路を跨ぐ石橋があって、低い所もあるのでうっかりすると頭をぶつける。

 

 水路の船着き場から石段を昇ると、表の道路に向かって狭い路地が続いている。

 私はこの路地がとても気に入っていて、玉名に来たら通ることにしている。

 路地を抜けると近代化から取り残されたような、昭和チックな通りに出る。

 この通りはまさしく取り残された一角といった風情で、昭和レトロとかいった売り込みも無い。

 花菖蒲を見た後、路地を通ってちょっこっと顔を出す人が多い。

 殆どが年配の人で、団体の花菖蒲見物は別なところに向かう。

 

 うらぶれたような軒先が並ぶ商店街で、一際うらぶれた感じの店があって、ここでは昔懐かしいアイスキャンデーを売っている。

 玉名の花菖蒲を見た後は、この店の道路の向いにある小さな木陰のベンチでアイスキャンデーを食べる。

 私がミルク味で相方が小豆味を通例としている。

 食べている私達を見て、どこで買ったか訪ねる人もいて、しばらくの間アイスキャンデーは売れ続ける。

 

 菊池川と高瀬裏の船着き場を隔てる堤防の上には、沢山の矢幡がはためいている。

 昔は田舎では、鯉のぼりよりこの矢幡の方が端午の節句には多かったが、近頃は滅法珍しくなった。

 梅雨に入り菖蒲もしばらくは咲き誇るだろうし、こう暑くてはアイスキャンデーも売れるだろう。

 玉名は菊池川沿いの米の集散地として、江戸時代以前からの関西への米の積み出し港として栄えていた。

 11月の俵祭は大俵を転がす祭だが、まだ一度も見たことがない。

 必ず別の用件があって、約束のように競合していた。

 今年は出来れば観てみたいお祭りの一つである。

 
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コメント
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