カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

天草・御所浦一帯は化石の島

2018-05-18 14:48:06 | おでかけ
 天草市御所浦町は、3つの有人島を含む18の島々からなり、人口3000人ほどの漁業中心の町。

 桟橋に降り立つと先づ恐竜の頭がお出迎えするが、一億年ほど前の白亜紀の古生物をはじめとして多彩な化石を産出し、ジオパークに認定されている。

 
 (町の入口に端座する恐竜のモニュメント)

 すぐ前には物産館・観光案内所・乗船券売り場などが併設された「しおさい館」がある。

 道路を挟んだ向かい側には、白亜紀資料館がある。

 
 (白亜紀資料館)

 1~2階は分析や研修施設などで、3階が資料館になっているので入館料もここで払う。

 化石探査のためのハンマーなどの道具もここで貸し出してくれる。

 実は、この資料館の全景を撮したところでカメラが不具合になった。

 スイッチが入った状態で作動しなくなり、肝心の化石などの撮影は駄目になってしまった。

 仕方がないのでしっかり目に焼き付けて置くことにして、いつもより熱心に展示物を見て回った。

 アンモナイトの現物がそのままの状態で保存されている「アンモナイト館」は、橋で繋がってはいるが隣の牧島にある。

 歩くには少し遠いので、1時間1000円なりのEVのレンタカーを借りた。

 
 (アンモナイト館)

 とにかくポツンと海辺に小さな建物があって「アンモナイト館」と表示されているのでここに違いないと中に入ってみる。

 中央にテーブルのようなものがあるだけの小部屋に意表を衝かれる。

 説明書をたよりに、中央の箱状の上蓋をあけるとガラスが出てきた。

 「ガラスが曇っていたらこのブラシで拭いて下さい」と書いてあって、柄付きのブラシが穴に差し込んである。

 何のことやら??とゴソゴソ拭いていたら、相方が「照明のスイッチを入れるのかな」などと言いながらONにすると、ガラス越しに井戸のような穴の中に照明が点いて覗き見られるようになった。

 なんと底にはアンモナイトが・・・。

 
 (発見場所で保存されたアンモナイト)

 直径が60センチもある大きなもので、発見時の姿のまま海岸の8500万年前の地層の中にあるのを見ることができる。

 何と言うことか、このアンモナイト館に着いたところで、カメラが機能回復し撮せるようになった。

 よって、化石らしいのを撮したのはこのアンモナイトと、帰りの船便の到着港「棚底港」の待合室に無造作に置いたあった各種の小動物らしい化石という、最初と最後だけ・・。

 
 (待合室に展示されていた化石)

 一辺30cmくらいの岩石に、色々な化石が混在したものが、無造作にゴロゴロと待合室に並べられていた。

 化石に関する限り、まだまだ沢山の化石がその辺りの海岸や山際の崖っぷちに眠っていて、あっと言う間に定説を覆すような発見があるかも知れない。

 次に訪れるときは化石探査のハンマーを借りて、採石場の跡地などでコツンコツンとやってみようかとも思う。

 
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