カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

雨の降る日は詩にしましょ

2018-05-07 11:00:47 | 本と雑誌
 夜半から風が強くなり、朝から断続的に雨になったり風が強く吹いたりしている。

 嘘のように降り止むこともあって、ちょっと外に出かけてみようかなと思って準備しているうちに猛烈な雨音が聞こえてきたりして、やる気を打ち砕く。

 仕方が無いので本を読むか、次の号の機関紙への投稿依頼でもするかなどと思う。

 「400字言いたいことは言わせない」という川柳があるが、なかなかどうして鋭い。

 投稿依頼の際に「600字を基準としていますが多少の増減は構いません、長い場合は分割して連載させて頂きます」というのが、私の常套句である。

 俳句・短歌・川柳など短詩型の文芸は、400字どころか極端な字数制限を課している。

 この頃詩を読むことが多くなった。

 これも又短いながら、言いたい事をけっこう言っている、しかも鋭く。

 
 「詩の本:谷川俊太郎」「こころ:谷川俊太郎」「朝の私は幸せになる:大越 桂」「心のてのひらに:稲葉真弓」
 
 「花の冠:大越 桂」「ありがとうは僕の耳にこだまする:東田直樹」
 
 「祖さまの草の邑:石牟礼道子」「聴くと聞こえる:谷川俊太郎」
 
 「愛の縫い目はここ:最果タヒ」「死んでしまう系のぼくらに:最果タヒ」

 以前はなんだこりゃと思っていた、最果タヒの詩集を2冊も読んでしまったが「愛の縫い目はここ」が今回読んだ詩の中では自分に一番ピタッと来た。

 死を間近に捉えて生をみる、誤魔化しの利かない若い魂の詩。

 小説は一冊で、詩は一篇の一行で心に語りかけてくる。

 
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コメント (2)
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