カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

熊本城が天空に・・。

2018-05-29 20:43:30 | 熊本地震
 熊本城に相方と友人を降ろして、一人で帰る道すがら熊本城の今を少し覗いてみた。

 

 覆っていた屋根が無くなって久々に天守閣を見ることが出来た。

 ただちょっと異様な光景が目についた。

 

 小天守をアップして見ると石垣の部分がなく、空中に浮いた様な状態になっている。

 鉄骨で支えて浮かした状態で崩れた石垣を組み直し、完了したところで小天守を乗っける?

 てなことを考えているのだろうか。

 一本足のような残った石垣で支えられていた飯田丸五階櫓も似たような工法だったが、取り敢えずは建屋の方は分解した。

 石垣を修正したり組み直したりしないと、上の建造物は扱えない状況の場所があちらこちらにある。

 国の重要文化財にも指定されている石垣なので、つとめて元の位置にはめ込むらしいのだが相当に大変。

 

 西大手門の南の空堀には、付近で崩れた石垣に番号を振って並べてあるが、もうその並べた付近には草が生えてきていた。

 石垣まで完全復旧するには20年くらいかかるという話だが、確かに崩れた石垣の量は半端じゃない。

 過去に撮された写真などを参考に元の位置に戻すらしいが・・・・。

 地震被害とその復旧過程をつぶさに見て貰うというコンセプトで観光客対応を当分続けるということになる。

 石垣までも完全な姿に戻る前に、こっちの寿命が尽きるという話にもなりかねない。

 が、しかし一口城主だの復興城主としての名前は熊本城に残っていく。

 我が家の位牌やお墓より人目に触れることにもなりかねない。

 考えたら少し面白くなってきた。

 
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コメント
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