今日は、朝はシトシト午後からは本格的な雨降りとなった。
予定の行動としては、図書館の本の返却期限だったので雨の中を出掛けた。
4冊返して2冊借りてきた。
一日中家に籠って、句を捻ったりしていたが、夕方遅くなって雨が止んだので歩きに出た。
(夕闇に包まれた田んぼ道)
日中に比べて、風は涼しく感じたが、暫く歩くと汗ばんできた。
かなり湿度が高いようだ。
薄暮の中をテクテク歩いたり、辺りを見回して人が居ない事を確認後に唄を歌ったり。
仕方がないので、昨日の田んぼコースでもアップすることに。
(ハンゲショウ)
コースの途中にあるお宅の庭に「ハンゲショウ」が、ぼちぼち時機到来と思ったのか化粧を始めていた。
時候としての「半夏生」はまだ先の話で、6月の夏至から11日目以降5日間を「半夏生」というらしい。
田植えは、夏至以降に始めて半夏生までには終わらせる、というのが農家の作業の鉄則らしい。
丁度その時期に、花を咲かせ葉っぱを半分だけ白く化粧するので、「半夏生」と半化粧の語呂あわせで出来た植物の呼名なのだろう。
かなり、早くから植物の方は化粧を始めているようだ。
(可動堰とアオサギ)
堰は農業用水の確保のために、時期が来たら可動する。
完全に膨らませていない可動の堰の上で、アオサギがじっと獲物を待っている。
通る度に見かけるから、いつもの定位置なのだろう。
(トラクターと鷺)
田植え準備段階では、トラクターの動きに合わせて鳥たちも移動する。
ダイサギ、アオサギ、カラスなどトラクターにはお友達がいっぱい。
(ジャンボタニシの卵)
少しだけ水が流された用水路の壁には、さっそくジャンボタニシが卵を産み付けた。
水には弱いそうで、水面より高い所に卵を産み付ける。
昔食用として導入したものが、野生化して今では迷惑がられている。
(苗床)
早苗を育てるための苗床が彼方こちらに作られているが、芽が出ているところの方が少ない。
早いところで、緑の芽が3~4センチくらい伸びた程度。
鳥追いの凧だけが、昼夜を分かたずヒラヒラ舞っている。
苗床の様子や、入梅の状況からして田植えはもう少し先の話だろう。
県下では、天草地方が一番早くて7~8月頃には稲刈りが始まる。
昔は二度田植えをする二期作も行われていた。
次が阿蘇地方のやや低温の地域で、もう殆ど田植えは終了している。
同じ県下だが、季候の移り変わりや農業のあり方は大いに異なる。
今の住まいは、県のほぼ中央付近なので、少し脚を伸ばせば変化が楽しめ退屈はしない。
今夕は、農道を歩きながらマスクを外して、5曲くらい唄ってしまった。
「ケロケロと田植えを急かし鳴くカエル」・・・しろ猫