私の葬儀の件や、新聞での訃報欄騒ぎは昨日で一応収まった。
ところが今日からは、黒いスーツのセールスマンが登場するようになり、またぞろ賑わい始めた。
対応はすべて相方が担当したが「ご愁傷さまです」から始まる静かなセールスは全般共通・・。
香典返しの件などは、相方と笑いながら話したものだったが、墓石屋の訪問にはかなり驚いた。
幸福に生きていることを確認したセールスは、とても不幸な顔で帰っていったらしい・・。
気分転換に日中のウオーキングへ出ると、カラスの大群に出くわした。
(群れカラス)
付近の電線や田んぼには、カラスがびっしりと群れをなしていた。
子供の頃は、カラスが鳴くと不幸なことがあると祖父母が言っていたことを思い出した。
冬の寒い時期の群れガラスは珍しくないが、暖かい今日この頃には似合わない。
早過ぎる次には、遅すぎるものも・・。
(稲刈りの終わっていない田んぼ)
一帯の田んぼは稲刈りが終わって、稲株から青い芽が伸びていたり既に耕した田んぼばかり。
なのに、ここの田んぼにはまだ稲が立っていて、その向こうの田んぼは耕作放棄地。
もう諦めたのだろうか。
更に歩くと、まだ諦めていない花々も結構あることに気がついた。
(彼岸花)
とっくに花期は終わって、緑の葉っぱが伸び始めた彼岸花の中に、花を咲かせているものがあった。
面白くなって、季節外れや意外な場所で花を咲かせる逞しい花に注目しながら歩くことに・・。
(カンナの花)
(アスファルトの割れ目から百日草)
(アスファルトにケイトウの花)
どれもこれも、季節遅れだったり生育困難な場所だったり・・・。
(コスモス)
かろうじて、季節的にセーフだったのは人為的に植えられた道ばたのコスモス。
こうした逞しい草花を見習って、私も死ぬまでは元気に生きたいものである。
「気圧谷秋と冬との立ち話」・・・しろ猫