カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

モミジの若葉を楽しむ

2023-04-19 16:04:25 | 日常あれこれ

 庭のモミジの新緑が一際目に付くようになった。

 サヤサヤとした葉っぱは、季節毎に色合いを変えていく。

 今まさに、若葉の萌え出る頃。

 

 (若葉のモミジ)

 太陽を背にして撮すと、明るく輝く薄緑色。

 裏側に回ると・・。

 

 (裏側からのモミジ)

 葉っぱから太陽の光が透けて見え、また独特の柔らかい緑になる。

 サヤサヤ感は裏側からがより味わえる。

 

 (モミジの花と実)

 新葉が出るとほぼ同時期に花芽が出る。

 もう一部には、ヘリコプターの羽根のような実がついている。

 ちゃんと時期がくれば、竹とんぼのようにクルクル回りながら風に舞う。

 このモミジの名前は「青鴫立」。

 物の本によれば、「鴫(シギ)」はチドリ目シギ科で沢山いる同種の鳥の総称だとか。

 南極以外の世界中に90種くらいが分布しているらしい。

 ちなみに「鴫」は国字で、奈良時代に出来た文字だという。

 このモミジの名前「青鴫立(アオシギリュウ)」は、緑葉っぱの文様が浜千鳥のように見えたからだと思う。

 

 (青鴫立の葉っぱ)

 薄い緑にやや濃い目の葉脈が見えるが、鴫の足のようでもあり全体が鴫の群れのようにも見える。

 葉っぱは、やがて緑が段々と濃くなってくるが、そうなると今度は葉脈の部分が白く見え始める。

 いずれにしても、葉脈をハッキリ見せてくれる独特のモミジで、名前からすると初夏から夏場が見頃。

 秋は紅葉しないまま枯れるので、強制的に葉を落とすと大きめの新葉が出るが葉脈は鮮明でない。

 最初の葉の2倍くらいある大きさの葉っぱで、12月頃に紅葉する。

 ちなみに、謡曲の謡い本の表紙の模様は千鳥(鴫)である。

 

 (謡曲の謡い本)

 薄茶色の表紙の本は濃い茶の千鳥、黒表紙の本は金色の千鳥が群れて飛んでいる図柄である。

 私がこのモミジを気に入っている理由の一つでもある。

 現在練習中の曲は、「高砂」と「田村」で、6月に発表会を催す予定だが、これは蛇足。

 「モミジ葉とやさしい風の相聞歌」・・・しろ猫

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コメント (2)
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