カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

ぐるっと松江「堀川巡り」

2016-11-08 09:38:15 | 旅行記
 松江城のお堀は広くて水量も多い。

 平城だからお堀に神経を使ったのだろうと合点がいく。

 八雲だの武家屋敷だの出雲蕎麦だのとグルグル回った挙げ句に出会ったのがお堀巡りの小さな船。

 
 (松江城の掘り)
 堀川巡りの乗船場はいくつか有るようだが、せっかくなら一周してみようとカラコロ広場の乗船場に向かった。

 料金は大人1230円だが、JAFなんかに加入していませんかと聞かれたので相方が会員証を出すと1020円に割り引いてくれた。

 会費を納めるばかりで一度も緊急事態でJAFにお世話になったことはないがとんだ所で役立ってしまった。

 イザ乗船しようとするとコース的に、ここからの出発は貸切とかで定期便はないそうで他の乗り場で乗り換えになるという。

 各乗り場で降りて観光を済ませて再び乗船し次の乗り場でというように、尺取り虫のように乗り降りして観光するのがベターなのだそうだ。

 「全部ぐるっと歩いて回り終わった」というと気の毒そうに、そういうシステムだからと一応説明を受け乗船した。

 
 (堀川を行き交う観光船)
 船上から見る景色は独特のものがあって、日頃見慣れた町でも目の高さや位置を変えることで新しい風景が広がるものだ。

 
 (堀川の船上から松江城を望む)
 「お客さんここがお堀から見る松江城のベストショットですよ」と船頭さんにカメラを向けることを勧められた。

 
 (船内)
 この堀川巡りは春夏秋冬オールシーズン運行しているので、屋根も有れば寒い冬は炬燵も入る。

 そして堀には所々に橋が架かっているが、その中の幾つかは水面からの高さが屋根よりも低い。

 そのため屋根は4段階ほどの可動式になっていて、橋の高さに応じ船頭さんの号令で頭を下げて屋根を下げ橋下をくぐり抜ける。

 
 (一番低くなった時の屋根)
 横の船べりすれすれまで下げる場所もあって、乗客は驚いたりするがそれはそれで楽しい雰囲気が船上に漂う。

 福岡の柳川には柳川下りの「どんこ船」があるが、あれは天井がなくて皆で船底に頭をつけるほど下げて石橋の直ぐ下を潜った事を思いだした。

 船から上陸して観光するのが普通だが、もう見てしまったという我が夫婦のために船頭さんの説明を聞きながら一周コースを回ってくれた。

 山城でない限り普通の城下町の城には「お堀」は付きものである。

 お堀の形態によって使い方は様々だろうが、観光に有効利用することは他のお城でも考えた方がいい。
 
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