毎年4月4日は先祖祭り本番の日。
昨夜の嵐もどうやらおさまって、朝から霧雨という屋外か室内実施かの判断に迷うような空模様。
屋内の場合は電話連絡がくることになっていたので、どちらでも対応できる態勢で自宅を発った。
墓所に着いて、花を供えたりしながら皆さんの到着を待つ。
(墓所の桜)
夕べの雨と風で、花の半分以上は散ってしまっていた。
今年の世話役が敷物などを車で運んできたので、敷物などの準備を手伝った。
(雨でへばり付いた花びら)
花びらの掃除などは、もっと天候が回復してサラサラになった後でやろうという話でまとまった。
改めて墓所を見渡すと、訪れる者とてない無縁墓が20基以上はある。
直ぐ横の畑では麦の穂が伸び始めていた。
(麦の穂)
程なく住職が到着して、お経が始まった。
先代の住職の息子さんで、なかなか声も若々しいし元気があって良い。
その後集落の人達は、花見弁当を食べつつお酒が入るというのが通常コース。
コロナで弁当とお酒だけを配分して、すぐさま解散がここ4年ばかり続いたがどうやら元に復する様子。
遠いところから参加している私達は、弁当と飲み物をいただいて退散することにした。
実は、この弁当と飲み物をもって、相方と3度目の花見をしようという話になった。
(木山城祉の桜)
町の中央部に位置する木山城祉の桜は、同じように散りかけていたが十分鑑賞に堪える状態だった。
雨上がりなので、われわれ二人以外は花見の客もない。
(桜の根元の句碑)
「ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな」・・・村上鬼城の句碑があった。
ゆさゆさと大枝が揺れたのは、昨夜から今朝までの話で、今は静かで落ち着いた公園。
(桜の花びらで舗装した駐車場)
(順番待のハルジオン)
(これも順番待ちの八重桜)
もらった弁当がかなりの大物で、とても食べきれる量ではなかった。
そこで、夕方は庭にテーブルと椅子を出して、4回目の花見をすることに決した。
こうした手抜きには、殊の外相方の同意が得やすいという特性を理解した私の提案である。
ところで、花は何にする?と相方が問う。
幸いツツジが何本か咲き始めたし、イチゴも花を咲かせ始めた。
先月の墓所での花見に始まって、菊地公園~木山城祉公園と続いた花見も4回目の我が家でお仕舞いとなる。
「満開を散らす雀の得意顔」・・・しろ猫
「ハルジオン手折るに惜しい里の土手」・・・しろ猫
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