ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

スピッツが国民的バンドになってしまいそうだ

2019-10-18 21:22:32 | 音楽
今夜、ミュージックステーションにスピッツが出演し、「優しいあの子」を披露しました。それにしても最近、スピッツの扱いが大きいような。勿論、もともと人気バンドですし、朝ドラ主題歌の影響は大きいとは思いますが、国民的バンドに祭り上げられている気がしないでもないです。草野さんが苦手な展開ですよね。「俺は小さな生き物でいいよ。ちっぽけな虫でいいよ」と彼は思っているような気もします。

番組調べだと1位「チェリー」2位「優しいあの子」となっていたみたいですが、自分は違うかな。何が1位なのかも分かりませんが。ロビンソン、チェリー、空も飛べるはずのビッグ3の中で、歌詞としては、空も飛べるはずの「君と出会った奇跡がこの胸にあふれてる、きっと今は自由に空も飛べるはず」という歌詞がメロディーとともに多くの人に焼き付いていると思います。勿論、ここもいいですけど、それ以外の部分が秀逸なんですよね。「幼い微熱を下げられないまま、神様の影を恐れて」で始まるAメロ・Bメロの並べられた言葉が格好いい。それと「ゴミできらめく世界が僕たちを拒んでも、ずっとそばで笑っていてほしい」この表現も好きですね。

「優しいあの子」に関してはこれからじゃないですか。朝ドラのイメージが抜けた後、忘れ去られてしまうのか、スピッツの名曲として長く愛されるのか、結論はまだ先の話だと思います。新曲の「ありがとさん」かなりいい出来ですね。スピッツ名曲ドラフトに指名されるかもしれません。スピッツファンの将棋のめっぽう強い少年、藤井聡太君は今日、快勝したようです。彼の1位はやはり今でも「魔女旅に出る」なんですかね。時とともに、また気分によってナンバーワンが変わるのがスピッツの曲たちの特色だと思います。
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久しぶりに人と将棋を指した

2019-10-18 08:16:41 | Weblog
こないだ、アマ4段の方と将棋を指す機会がありました。ネットではなく、面と向かって人と将棋を指すなんてどれぐらいぶりだろう。もう思い出せないくらいです。相手の方もかなり久しぶりということで、最近の将棋は分からないと話していました。年齢は60歳前後といったところですかね。

僕が先手にさしてもらって、角換わりの将棋になりました。雑談しながら対局してたんですけどね。主に僕は最近の将棋界のことを話し、相手の方は昔の将棋棋士について話していました。「すごく筋がいいね」と自分とは比較にならないほど実戦をこなしてきたであろう4段の方に褒められ、内心喜んでいたら、これ対局中なんだと思い直し、結果的には勝たせてもらいました。最近の将棋を見ていた、まあ藤井聡太君のおかげです(笑)相手の方も下段飛車が攻めにくかったと言っていました。

実際に対局してみて、ネットで指しているのとはこうも違いものかと思いましたね。普段なら斬り合いに持ち込むところも安全勝ちを狙ってしまいました。人と向き合って指すのは緊張するものですね。相手の方も手が震えるほど緊張したと言ってました。それと同時に「すごく楽しかった」と話されていたのが印象的です。藤井君が「令和は人と対局しないでプロになる棋士が出てくるかもしれない」と話してましたが、本当にそうなりそうで少し寂しいですね。

最近、藤井聡太の出現以来、自分の将棋熱が上がってきて、今より上の段位を目指そうかなと考え始めていました。4段、あわよくば5段を目指そうとしていました。しかし、実際に4段の方と対局して、少し考えが変わりました。いくらなんでも5段は自分には不釣り合いだと思いました。もっと将棋に情熱を傾けた方がとる段位ですね。ただ勝てばいいというのは違う気がしたんです。将棋世界という雑誌だと4段から6段までは同じ問題で、解けた問題の数で段位が決まります。なので4段になる力があって、その後、継続さえすれば5、6段にもなれるシステムです。3段の免状などがあれば受験できるらしいので、自分は4段を目指そうかなと考え直しました。

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ドラマ「同期のサクラ」

2019-10-17 19:13:07 | ドラマ
今期の日本テレビの水10は高畑充希主演の同期のサクラ。大手ゼネコンに入社にして10年。2019年の主人公は意識不明で、病室の同期が過去を振り返る形で物語は進行します。昨日は第2話なので、サクラたちの入社2年目、2010年を振り返りました。

脚本・遊川和彦で過去にさかのぼる同じ手法。僕は15年以上前に放送された本木雅弘と菅野美穂が出演していた「幸福の王子」を思い出しました。重く哀しいドラマでしたね。なので現在から過去をさかのぼっていく手法は遊川さんのお家芸なのでしょう。

「同期のサクラ」は2009年入社の男性3人、女性2人の5人の同期の物語。サクラは空気が読めません。大人の発達障害でしょうか。しかし、そういう人間こそ組織向きではないにしても、人の目を気にしない推進力で大きなことを成し遂げる例はいくらでもあります。サクラも仕事は出来るんですけどね。

第2話は営業部に配属されている男性社員が中心に描かれていました。営業部長が傲慢で、部下に奴隷扱いのような態度で接します。サクラと同期の社員は営業部長と同じ大学の先輩後輩の関係で、彼の格好のオモチャになってしまうのですが、そこにサクラが関わっていくというものでした。

「私には夢があります」。突然飛び出す、サクラのキング牧師ばりの決め台詞です。10年がたち、寝たきりとなったサクラの夢は叶ったのか、今後の展開が楽しみです。また朝ドラ「あまちゃん」の3人娘の1人だった橋本愛が同期のメンバーに入っています。当時から美少女でしたが、しっかりした顔立ちの印象でした。すっかり大人の女優になりましたね。来週は高畑充希VS橋本愛の対決になりそうでこれも楽しみです。

主題歌は森山直太朗の「さくら」。この歌好きだなあ。彼の歌唱力は天才的です。ドラマをさらに盛り上げてくれること間違いありません。視聴率はいまのところ1桁のようですが、右肩上がりのドラマになる可能性十分です。
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ラグビーW杯 日本、決勝トーナメント進出

2019-10-16 08:28:14 | スポーツ
日本開催のラグビーワールドカップが盛り上がっていますね。スコットランド戦の視聴率は39.2%という高視聴率でした。この大会でラグビーの魅力に気付いた若い人も多いのではないでしょうか。

スコットランド戦、凄かったですね。日本がリードを広げ、そのまま逃げ切るかと思われたのですが、さすがに強豪のスコットランドが意地を見せ、28-21とワントライ、ワンゴール差まで追い上げます。しかし、最後は必死のディフェンスでスコットランドにトライを許さず、日本が逃げ切りました。強豪アイルランドをも倒し、4戦全勝で堂々の決勝トーナメント進出です。

僕の少年時代、ラグビーは人気スポーツで、特に大学ラグビーは注目度が高かったです。その中でも早稲田対明治の早明戦が熱かった。「前へ」のスローガンでスクラムが滅法強い明治、展開力の早稲田。僕は巧みなボール回しの早稲田が好きでした。ユーミンの名曲「ノーサイド」も関東大学ラグビーの対抗戦の風景が素材だと思います。

それと僕らの世代にラグビーといって欠かせないのはドラマ「スクールウォーズ」です。泣き虫先生の7年戦争という副題がついていた記憶があります。不良の溜まり場だった高校のラグビー部はやる気のかけらもない弱小チームでした。それを僅か7年で全国優勝に導いた実話をドラマ化したものですが、主演の山下真司さんの熱演が印象的でした。平尾・大八木氏もこの高校で育ちました。スクールウォーズ、ほんとに好きなドラマでした。

昔話はこの辺にして、決勝トーナメント日本の対戦相手はあの南アフリカです。4年前のワールドカップで日本がジャイアントキリングと呼ばれた奇跡の勝利を挙げた因縁の相手。今回はもうどちらが勝っても不思議ではないですね。それほどまでに日本代表は強くなりました。

ラグビーにまつわる名言として「ラグビーは少年をいち早く大人にし、そしていつまでも少年の心を抱かせる」という言葉がありますが、大人になったラグビー少年たちの健闘を期待します。


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藤井聡太は豊島将之を超えられるのか?

2019-10-13 15:33:42 | 将棋
昨日の台風19号はもの凄かったですね。今もその痕跡を色濃く残しています。よく言われることですが、昨日、今日と台風の被害と向き合って仕事をしている人々の職業こそ、必要不可欠なもので、スポーツや文学、絵画、芸能、そして将棋などはなくても人は生きていけます。主食ではなく、デザートや嗜好品のようなものです。人生の厳しさに少しでも楽しみを与える役割です。

その将棋ですが、台風直撃の中、竜王戦は第1局が行われました。有利に進めていた広瀬章人竜王が挑戦者の豊島将之名人の粘り強い差し回しに苦労し、差が徐々に縮まっていきました。そして終盤力に定評のある広瀬竜王を最後は豊島名人がひっくり返し、173手の激闘の末、豊島名人が初戦を制しました。

正直、中盤までは広瀬さんの勝ちと思っていましたが、最近の豊島さんは広瀬さんをもってしても寄せられないほど粘り強くなりましたね。AIでの深い研究で序中盤にリードを奪い、そのまま終盤を確実に逃げ切るというのが、これまでの豊島さんの勝ちパターンだったのですが、最近は終盤の切れ味が鋭い藤井七段や、広瀬さんに堅い守りで凌いで逆転する新たな勝ちパターンが加わりました。

さて、王将戦挑戦者決定リーグに参戦している藤井聡太七段ですが、現時点で1勝1敗。その1敗が豊島名人です。竜王戦決勝トーナメントでも豊島さんに阻まれました。中学3年で朝日オープン優勝を成し遂げた頃の藤井君なら、豊島さんは数年で超えていくというのが大方の見方だったと思います。
しかし、1年半以上が経ち、この間に強くなった豊島さんを超えるのは容易ではない気がしてきました。例えば豊島さんが1日10時間、研究に費やしているとすると、学生の藤井君はせいぜい3分の1程度ではないでしょうか?そうなると早くても高校を卒業して、十分な研究時間が取れるようになってからという事になりそうです。

両者の年齢差は12歳。豊島さんを実力で抜くというのは容易ではないですが、彼が30代前半のうちに乗り越えていかないと、今度は藤井君より下の世代が台頭してくる可能性もあります。当然、実力ナンバーワンの渡辺三冠、そして広瀬竜王、20代の永瀬二冠。この辺りが藤井君の大きな壁になると思われます。その意味でも王将リーグの経験は大切ですね。
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台風とサプリメントと竜王戦速報

2019-10-12 11:30:35 | Weblog
台風19号が東海・関東に接近中です。自分の住んでいる埼玉東部は雨、風強い状態ですが、午後になったらこんなものではないでしょう。中心の気圧は945ヘクトパスカルとやや衰えましたが、依然、大型で非常に強い台風であることは間違いありません。明日のラグビーワールドカップはおそらく大丈夫だとは思いますけどね。千葉県がこないだの台風で大きなダメージを負ってます。この後、猛烈な風になるでしょうから、被害が出来るだけ小さく済めばいいなと思います。

話は変わりますが、何か月前か忘れましたが、スクワットで痛めたと思うんですけど、膝がだるくて重い状態だったので病院で診てもらったら、先天的に膝がしらが前に出ているらしく、先生にも「先天的なものだからどうしようもないね」と言われてしまいました。そして、効果に期待せず安価なカルシウムのサプリメントを使い出したら、症状がだいぶ良くなって、スクワットも幾分、角度を浅めにして再開しています。

昔も病院の精神科に行く前にサプリメントで対応しようと考えた時期がありました。自己流ですが色々調べてカルシウムやビタミンB群、マルチビタミンなど色々やってみたのですが、効果が上がらず結局、病院へ行くことにしました。しかし、薬だけでも抗不安薬には効果を感じても抗うつ薬はあまり感じられず、薬だけの治療にも行き詰っていました。
そして「食べ物で心の病はよくなる」という本をざっと読んだ影響もあって、薬+サプリメントという考えに至りました。精神科医は食については学んでいないと聞くので、これは自己流でやってみる価値があるかなと思いました。ビタミンB群やひざの痛みもかねてカルシウムなどのミネラル、そして昨日はプロテインを買ってきました。
年明けの血液検査で初めて中性脂肪や血糖値などに高い数値が出てしまったことも久しぶりにサプリを飲み始めた理由の一つです。まあ、あまり大きな期待は出来ないけれど、少しでも怠さが取れてくれればと思っています。

いよいよ竜王戦が始まりました。今日は台風の影響で解説・聞き手がいません。藤井聡太君以降に将棋に興味を持ちだした方にはナビとして解説は必要ですが、僕はこの静まり返った雰囲気が好きですね。現在、中盤の難所なのですが、今のところ広瀬竜王が模様がいいかなと思っています。しかし、挑戦者の豊島名人もこないだの藤井七段との対局を見ると、足腰の強い将棋を指しますから、まだこれから一波乱も二波乱もあるかもしれません。
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「なつぞら」広瀬すずの物足りなさ

2019-10-11 22:32:08 | ドラマ
台風が大変なことになりそうですね。久しぶりに雨戸を閉めました。仕事の帰りにスーパー寄ったら、食パンが一つ残らず売り切れていました。それと小説「若い罪」を読んでいただいた方々、改めてありがとうございました。出来はともかく、これまでで一番長い小説が書けたのも、多くの人が見てくれたからだと思います。根性がないですから、見ている人がいないと駄目だったでしょう。

さて、春から秋にかけて放送された朝ドラの記念すべき100作目「なつぞら」が終了して2週間ほどになります。最初はスピッツの主題歌につられて、見ようとはしていたのですが、いざ始まってみると布団から出られなかったり、主題歌だけ聴いてワイドショーにチャンネルを変えたり、消したりということが結構多かったです。かといってドラマの終盤では天陽君が亡くなった週などは見ていましたし、10分ぐらい見たけれども完走ならずということもありました。

なつぞらは高視聴率でスタートしました。しかし全体的にはやや右肩下がりで終わったようです。この原因は何なのか?確かに脚本が物足りなかったと個人的には見ています。ならばキャストがそれをカバーするような演技を見せなければならなかったのですが、主演の広瀬すずが物足りなかったですね。

物語の始まった頃は松嶋菜々子が松嶋菜々子のままで出ていて、裕福な暮らしに見えてしまいました。脚本家の遊川和彦氏の「彼女はスターなのか女優なのかわからない」との言葉通りでした。
しかし、何といっても主演です。広瀬さんは表情が乏しいし、セリフも伝わってこない。無理矢理褒めれば、抑えた演技とか、自然体という言葉になるのでしょうが、それとも何か違う。北海道の十勝から出てきて、アニメーターという夢を抱き、それが実現していく。そこに至るまでには大きな挫折や喜びがあったはずなのですが、それも伝わってきませんでした。

草刈正雄の評判がよかったようですが、他にも好演していた俳優はいたのだと思います。しかし広瀬さんの演技が違った意味で目立ってしまって、脇役は浮かばれなかったように思います。
最後は30代後半ぐらいになっていたはずですが、老けメイクにする必要はないけれど、話し方を変えたり、しぐさで落ち着きを表現したり、もっとすべきことはあったと思います。広瀬さんが登場したシーンから20年ほど歳月が過ぎているはずですが、最後も20歳前後の女性にしか見えませんでした。まあ、それは松嶋さんにも言えるのですが。

広瀬さんは彼女自身は人気があるのでしょうが、このままでは彼女の演技を見たいというファンは増えないと思います。周囲が言ってあげるべきでしょうが、彼女の場合は主演級が多いため、アドバイスしてくれる人もなかなかいないのかもしれません。マスコミもいい時だけ持ち上げるのではなく、時に旬の俳優にも厳しく批評することが大事ですね。
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豊島VS藤井聡太 天才棋士に名人の壁

2019-10-07 23:13:11 | 将棋
王将戦決定リーグ、豊島将之名人対藤井聡太七段の対局は171手で豊島名人が藤井七段を下しました。先手・豊島名人、後手・藤井聡太七段で始まったこの対局、ともに飛車先をついた後、注目は豊島名人の5手目でした。ここで角道を開ければ角換わり、角横に金を上げれば相掛かりという戦型となる分かれ目でしたが、名人は後者を選びました。

長い中盤戦の末、藤井君がわずかに抜け出したように見えましたが、得意なはずの終盤で、豊島玉を追い詰めきれず、豊島さんに駒を多く与えてしまい、最後は見事に寄せられてしまいました。これで豊島さんには4戦4敗ですか。名人の壁にぶつかることで藤井君が成長するのか、苦手意識、または負け癖がついてしまうのか判断が難しいところです。今日の対局にしても微差ですが、上手く豊島さんに斬り合いをかわされました。こうした負けを藤井君自身がどう受け止めるのか注目したいですね。

王将戦挑戦者決定リーグは広瀬竜王が2勝0敗でトップ。豊島名人が2勝1敗。藤井七段が1勝1敗。まずまず想定の範囲内で進んでいます。藤井君が王将リーグを勝ち抜き挑戦者になるには、もう負けられなくなりました。しかし相手が相手なので、現実的には今日の負けでかなり難しくなりました。後は出来るだけトップグループに食らいつき、残留はしてほしいところです。

藤井君が棋界トップに躍り出るには豊島名人はじめ、まだ超えなければならない壁がいくつかありそうです。しかし未だ17歳。稀代の天才棋士にして不世出のスーパーアイドルである藤井君の未来は明るいと思いたい。多くの藤井ファンがそう願っているでしょう。
そしてこれが大事だと思うのですが、将棋に興味のない人々にまで影響を与える力を備えている唯一の存在が藤井君です。将棋というある意味では閉鎖的な世界を藤井君の力でメジャーな世界に変えていってほしい。そうすることで将棋人口の底辺が広がります。しかし、それには勝ち続けることが求められます。17歳の少年には荷が重いですが、藤井君には颯爽とやってのけてもらいたいですね。
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生きるのでもなく、死ぬのでもなく

2019-10-06 09:37:24 | 
苦しみを代償にして
義理の安心を探しに旅してきたが
なかなか見つからぬものだね

星も出さない気の利かぬ夜空に
風に乗って流れてくる薄められたメロディーは
僕の心に届かぬまま、暗闇に溶けていく

時が過ぎるたびに
1つ1つ諦めるだけなのなら
生きるのでもなく
死ぬのでもなく
いっそこのままただ消えたい
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渡辺明VS羽生善治 深夜の激闘

2019-10-04 19:48:26 | 将棋
昨日、A級順位戦、羽生善治九段対渡辺明三冠の対局が行われ、132手で渡辺三冠が羽生九段を下しました。終局は日をまたいで0時34分。名局でした。羽生九段の先手で角換わりの将棋になりました。現在の実力では渡辺さんが上回ってはいますが、順位戦ではすべて羽生さんが勝っています。2人の対戦成績は拮抗しているので、渡辺さんにとっては1日6時間制と最も長い順位戦は苦手なのかもしれません。順位戦が始まる前に本命・渡辺、対抗・羽生と予想したのですが、これまでの順位戦の渡辺さんの低空飛行を踏まえると、渡辺さんと羽生さんはほぼ互角に近いと思っていました。

しかし、昨日の渡辺さんは明らかに普段とは違いました。頭を丸刈りにして、この勝負にすべてをかけるくらいの意気込みを感じました。ただ、勝負事では気合を入れすぎるのは、むしろ自分の力を発揮できないケースのほうが圧倒的に多いでしょう。昨日も羽生さんの研究が功を奏したのか、渡辺さんが細かいミスをしているのか、中盤が終るぐらいのところまでは羽生有利の展開で進みました。そのため、相手よりも時間を残していることが多い渡辺さんの長いはずの持ち時間はあっという間になくなりました。

普段の渡辺さんなら、負けパターンの展開でしたが、昨日の彼は違かった。懸命に粘り、徐々に羽生さんとの距離を縮めていきます。そして最後は羽生さんのわずかなスキを突き、見事に逆転しました。根気よく指す羽生さんに対し、どこかあっさりした印象の渡辺さん。だから今まではこうした深夜の将棋になると渡辺さんは羽生さんに根負けしていたのでしょう。しかし、昨日は渡辺さんの執念が最後に勝りました。

132手の激闘を制し、順位戦4戦全勝とした渡辺三冠。しかし、まだ半分以上戦いが残っていますから、先のことは分かりません。これだけの大棋士が名人挑戦すらないわけですからね。ただ、一つの大きな山を越えたことは間違いないでしょう。

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