蕎麦遺産

未来の世代に引き継ぐべき「蕎麦」に関するあらゆる情報を調査し、「蕎麦遺産」として登録しています。

かんだやぶそば(千代田区神田淡路町)の「せいろうそば」「かきそば」「生そばばんじゅう」等

2008年12月20日 | 蕎麦屋(都内)
【平成20年12月某日 調査・登録】
 こちらの店「かんだやぶそば」は、明治13(1880)年創業の老舗蕎麦屋です。幕末の名舗「団子坂蔦屋」の淡路町店を創業者の堀田七兵衛氏が譲り受けて営業を始め、明治時代の後期に団子坂本店が廃業したため、藪蕎麦本店の看板を受け継いで、今日に至っているとのことです。
 板塀に囲まれた店内には庭があり、料亭風の店構えの中、ゆったりと美味しい蕎麦をいただけます。




 さて、まずは熱燗です。菊正宗特撰は辛口で、同じく辛口の味噌とよく合います。


 「やきのり」は風情のあるノリ箱で供されます。ホカホカで海苔の香りと味が引き立っています。


 「湯葉刺身」は汲み上げ湯葉で風味と食感が最高です


 さて、いよいよ「せいろうそば」です。青みがかった蕎麦は、清涼感と新そばの青みを出すために、創業者の堀田七兵衛氏が、そばもやしの青汁を打ち込んで作ったものだそうです。
 厳選された国産玄そば(主に長野、青森、北海道、茨城産)の最上級粉を挽いて、外一(そば粉10に対して小麦粉1の割合)で毎日数回に分けて木鉢で練り、製麺されています。
 そばつゆは、昆布・鰹節で濃厚な出汁をとり、濃口醤油・味醂などで味が調えられています。以前いただいたときはかなり辛口でしたが、本日は結構甘味を感じました。



 冬場だけの限定「かきそば」は、藪の自慢のそばにプリプリの旬の牡蠣が入っています。



 そして、蕎麦の後は勿論「そば湯」です。


 本日はさらに甘味ということで「生そばまんじゅう」までいただきました。ごちそうさまでした。



★かんだやぶそば
  所在:東京都千代田区神田淡路町2-10
  電話:03(3251)0287
  品代:菊正宗特撰180ml 800円、やきのり600円、刺身湯葉900円、せいろうそば700円、かきそば1,300円、
     生そばばんじゅう300円


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2 コメント

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鶴さん コメントを有り難うございました (蕎麦遺産)
2008-12-21 23:48:43
 両方見比べていただき有り難うございます。蕎麦の状態を皆さまにきめ細かくお伝えできるように、映像を大き目にしました。
 「せいろうそば」の青みは他店では見られない色ですね。青汁(クロレラ?)が入っているそうで、健康にもイイですね。
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Unknown ()
2008-12-21 19:25:29
グルメ遺産に比べて蕎麦遺産の方が写真が大きくて迫力がありますね
「せいろうそば」は本当に青みがかっていて特徴的ですね。美味しそうです。
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