(つづき)
「30番」のルートはすなわち、篠栗方面から博多駅への利便性を考慮したルートである。
しかし、篠栗~博多間にはJRの篠栗線が走っており、「30番」の競争力は限定的であり、次第に本数が減っていき、廃止となってしまった。
篠栗線は、電化&スピードアップを機に筑豊線の桂川以北も含め「福北ゆたか線」という愛称になり、篠栗から博多駅方面への利便性はさらに向上した。
このような背景から、篠栗地区のバスは、天神地区への利便性追求に特化することとなり、「310番」の出現等に至っている。
そういえば、福岡市と宗像市を結ぶ「赤間急行」が、一時期博多駅に乗り入れていたことがあったし、小倉からの高速バス、飯塚・田川からの特急バスも以前は、天神が終点ではなく、その先、博多駅まで行っていたが、いずれも天神終点で統一された。
これらもJRとはあえて勝負をしなくなった例であり、よく言えば「すみわけ」、悪く言えば「撤退」ということだろうか。
(つづく)
「30番」のルートはすなわち、篠栗方面から博多駅への利便性を考慮したルートである。
しかし、篠栗~博多間にはJRの篠栗線が走っており、「30番」の競争力は限定的であり、次第に本数が減っていき、廃止となってしまった。
篠栗線は、電化&スピードアップを機に筑豊線の桂川以北も含め「福北ゆたか線」という愛称になり、篠栗から博多駅方面への利便性はさらに向上した。
このような背景から、篠栗地区のバスは、天神地区への利便性追求に特化することとなり、「310番」の出現等に至っている。
そういえば、福岡市と宗像市を結ぶ「赤間急行」が、一時期博多駅に乗り入れていたことがあったし、小倉からの高速バス、飯塚・田川からの特急バスも以前は、天神が終点ではなく、その先、博多駅まで行っていたが、いずれも天神終点で統一された。
これらもJRとはあえて勝負をしなくなった例であり、よく言えば「すみわけ」、悪く言えば「撤退」ということだろうか。
(つづく)