(つづき)
「80番」のうち、現在は土日祝日に運行されている「博多駅~キャナル~天神~中央ふ頭」の系統が廃止に。
市内各地からやってきたバスが、天神→中央ふ頭間で行先番号を統一する際の番号としての「80番」は残るため、「80番」が全てなくなるわけではありません。
2006年に土日祝日のみの運行でスタートし、2009年に平日も運行拡大となり、2016年10月に再び土日祝日のみの運行に戻っていた。
“天神→中央ふ頭が80番”というイメージが強い中、“天神←中央ふ頭”を走る例外的な「80番」でもあり、
“天神←中央ふ頭”を走るものは、天神地区で3箇所の乗り場(天神北→天神コア前→天神大丸前)に停車するという、これも例外的な路線でした。
100円循環バスの減便で、キャナルシティ博多や祇園町の停車が減り、BRTもキャナルシティにも祇園町にも停車せず、さらにこの「80番」廃止で、キャナルシティ博多周辺へは天神からも博多駅からも中央ふ頭からも行きにくい場所に(他の路線もたくさん走っているので、あくまで「現状と比較して」「相対的に」という話ではありますが)。
なお、「80番」の歴史については、「93番」の記事で過去に触れたので再掲。
“「93番」は、
「早良営業所~早良妙見口~飯倉営業所~荒江四角~六本松~国体道路~天神~石城町~港湾局前~千鳥橋~妙見~吉塚駅前」と、
「早良営業所~早良妙見口~飯倉営業所~荒江四角~脇山口~藤崎~室見団地~原北中学校前」
という、全く性質の異なる2系統が運行されていた。
こうなった経緯については以前書いたことがあるのでそちらを参照していただきたい。
吉塚駅前系統は、私が生まれた1973年に廃止された市内電車吉塚線の代替路線(と思われる)「80番」(渡辺通一丁目~天神~石城町~港湾局前~千鳥橋~妙見~吉塚駅前)を併合してできたものであった。
そして、「93番」吉塚駅系統の廃止後、再び「80番」として復活し、その後「85番」の派生系統として「福博循環線」に組み込まれ、その後また廃止となっている。
「80番」は後に、市内各地から天神を経由して中央ふ頭(博多港国際ターミナル)に向かう路線が「天神→中央ふ頭間」で番号を統一する際の数字として使われるようになり、さらにその後、「博多駅~キャナルシティ~天神~中央ふ頭」を走る路線の番号としても使われるようになっている。
こう考えると「80番」は、途中、幾度かの廃止や復活を経てはいるものの、天神~築港地区を結ぶ路線としてかなりの歴史を有するといえる”
(つづく)
最新の画像[もっと見る]
- もっと愛をください(58) 2週間前
- もっと愛をください(57) 2週間前
- お宝?(23) 2ヶ月前
- お宝?(23) 2ヶ月前
- 2024年10月1日ダイヤ改正(2) 2ヶ月前
- 2024年10月1日ダイヤ改正(1) 2ヶ月前
- 2024年10月1日ダイヤ改正(1) 2ヶ月前
- 2024年10月1日ダイヤ改正(1) 2ヶ月前
- 2024年10月1日ダイヤ改正(1) 2ヶ月前
- LED REAL(134) 3ヶ月前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます