(つづき)
大野城市の「大野城サティ」バス停。
西鉄春日原駅、西鉄春日原のバス停、春日市コミュニティバス「やよい号」の西鉄春日原駅前バス停などに近く、私も徒歩で乗り継ぐことが多いため、個人的にはあまり「終点」という感じがしないのだが、「バス路線」としてはつながっていない。
現在は、西鉄下大利駅とその南側の住宅地を結ぶ「21番」の中で、一部、下大利駅の北側まで足をのばす系統の「狭義の終点」となっている。
以前は大野城市役所までの運行だったが、その後、ここまで延長されている。
ここを走る西鉄バスの路線は上記「21番」のみだが、この他に、大野城市コミュニティバス「まどか号」の4系統のうち「仲畑ルート」「乙金ルート」「東部ルート」の起点にもなっている。
ここから「まどか号」同士を乗り継いで、さらに水城ヶ丘の住宅地を徒歩で抜けて太宰府市コミュニティバス「まほろば号」に乗り換えれば、太宰府方面に向かうこともできる。
かつてはここを起点として、山田~乙金~乙金台方面を結ぶ西鉄の循環線(「10番」「15番」)もあった。
この循環線は、もともと、乙金と西鉄白木原&JR大野城駅(かつての国鉄白木原駅)を結んでいた「12番」の廃止を受け、自治体の補助金が入って走り始めた路線であり、その後運行を開始した「まどか号」のプロトタイプとなった路線でもある。
循環線の前身の「12番」は、もともと「雑餉隈営業所~電話局南口~南福岡駅~山田~中~乙金~乙金台~西鉄白木原~国鉄白木原」というルートを走っていて(さらに前は、雑餉隈営業所と南福岡駅が逆)、現在の「11番」(南福岡~宇美)と兄弟関係にあった。
昭和の末期には、「~西鉄白木原~春日六丁目~浦の原~松ケ丘団地(団地内は一方向のみの循環)~惣利南口」と延長されたが、その後、雑餉隈~乙金間は廃止となり、また、反対側が若草一丁目経由で月の浦営業所まで延びたり、大野城総合公園(自治研修センター)に立ち寄る系統ができたりもした(←このあたりの時系列はかなりあやふやです)。
「12番」の廃止により、バス空白地区となったエリアのうち春日市側には、その後、春日市コミュニティバス「やよい号」が運行を始めている。
「41番」の山田~朝倉街道間の廃止が、太宰府市コミュニティバス「まほろば号」運行開始の契機となったことを以前書いたが、同様に「12番」の廃止は、大野城市の「まどか号」と春日市の「やよい号」誕生のきっかけ(のひとつ)だったと言えるかもしれない。
なお、「大野城サティ」バス停を起点とするバスのうち、西鉄の「21番」は、サティ西側に隣接する折り返し場から出発し、「まどか号」は店舗の入口に建つバス停から出発する(「まどか号」も、降車や待機は折り返し場で行う)。
せっかくの折り返しスペースなのに、西鉄の路線が「21番」だけというのは、以前からもったいない気がしている。
利用状況があまり芳しくなさそうな「420番」の昼間の一部の便を山田から延長してくるとか、「40番」(博多駅~板付七丁目)を板付七丁目~板付六丁目~麦野~山田経由でサティまで延長して昔の「40番」にもやや近づけてみるとか、この春に新設された「45-1番」を雑餉隈営業所から延長してくるとか…いろいろと活用策を妄想してしまうのだが、いずれもあまり勝算はなさそうな感じである…。
(つづく)
大野城市の「大野城サティ」バス停。
西鉄春日原駅、西鉄春日原のバス停、春日市コミュニティバス「やよい号」の西鉄春日原駅前バス停などに近く、私も徒歩で乗り継ぐことが多いため、個人的にはあまり「終点」という感じがしないのだが、「バス路線」としてはつながっていない。
現在は、西鉄下大利駅とその南側の住宅地を結ぶ「21番」の中で、一部、下大利駅の北側まで足をのばす系統の「狭義の終点」となっている。
以前は大野城市役所までの運行だったが、その後、ここまで延長されている。
ここを走る西鉄バスの路線は上記「21番」のみだが、この他に、大野城市コミュニティバス「まどか号」の4系統のうち「仲畑ルート」「乙金ルート」「東部ルート」の起点にもなっている。
ここから「まどか号」同士を乗り継いで、さらに水城ヶ丘の住宅地を徒歩で抜けて太宰府市コミュニティバス「まほろば号」に乗り換えれば、太宰府方面に向かうこともできる。
かつてはここを起点として、山田~乙金~乙金台方面を結ぶ西鉄の循環線(「10番」「15番」)もあった。
この循環線は、もともと、乙金と西鉄白木原&JR大野城駅(かつての国鉄白木原駅)を結んでいた「12番」の廃止を受け、自治体の補助金が入って走り始めた路線であり、その後運行を開始した「まどか号」のプロトタイプとなった路線でもある。
循環線の前身の「12番」は、もともと「雑餉隈営業所~電話局南口~南福岡駅~山田~中~乙金~乙金台~西鉄白木原~国鉄白木原」というルートを走っていて(さらに前は、雑餉隈営業所と南福岡駅が逆)、現在の「11番」(南福岡~宇美)と兄弟関係にあった。
昭和の末期には、「~西鉄白木原~春日六丁目~浦の原~松ケ丘団地(団地内は一方向のみの循環)~惣利南口」と延長されたが、その後、雑餉隈~乙金間は廃止となり、また、反対側が若草一丁目経由で月の浦営業所まで延びたり、大野城総合公園(自治研修センター)に立ち寄る系統ができたりもした(←このあたりの時系列はかなりあやふやです)。
「12番」の廃止により、バス空白地区となったエリアのうち春日市側には、その後、春日市コミュニティバス「やよい号」が運行を始めている。
「41番」の山田~朝倉街道間の廃止が、太宰府市コミュニティバス「まほろば号」運行開始の契機となったことを以前書いたが、同様に「12番」の廃止は、大野城市の「まどか号」と春日市の「やよい号」誕生のきっかけ(のひとつ)だったと言えるかもしれない。
なお、「大野城サティ」バス停を起点とするバスのうち、西鉄の「21番」は、サティ西側に隣接する折り返し場から出発し、「まどか号」は店舗の入口に建つバス停から出発する(「まどか号」も、降車や待機は折り返し場で行う)。
せっかくの折り返しスペースなのに、西鉄の路線が「21番」だけというのは、以前からもったいない気がしている。
利用状況があまり芳しくなさそうな「420番」の昼間の一部の便を山田から延長してくるとか、「40番」(博多駅~板付七丁目)を板付七丁目~板付六丁目~麦野~山田経由でサティまで延長して昔の「40番」にもやや近づけてみるとか、この春に新設された「45-1番」を雑餉隈営業所から延長してくるとか…いろいろと活用策を妄想してしまうのだが、いずれもあまり勝算はなさそうな感じである…。
(つづく)
先日上西山~朝倉街道~二日市~蓮池の乗り継ぎの際に大野城サティから雑餉隈営業所まで歩きました。
意外と近く、これなら乗り継ぎ利用できそうと感じました。
山田から大野城サティまで路線を延長すればきっとお客さんも増えると思います。
特に火曜日はかなりのお客さんが乗るのではないでしょうか?
>先日上西山~朝倉街道~二日市~蓮池の乗り継ぎの際に大野城サティから雑餉隈営業所まで歩きました。
>
>意外と近く、これなら乗り継ぎ利用できそうと感じました。
たしかに。
大野城サティ、西鉄春日原駅、JR春日駅、それに雑餉隈営業所まで含めると、乗り継ぎのバリエーションはかなり多彩になりますね。
>山田から大野城サティまで路線を延長すればきっとお客さんも増えると思います。
山田から先は、西鉄が一度手放してしまった区間なので、路線が復活するかは微妙ですが、まどか号が福岡市内に乗り入れることはないでしょうから、そうなるとやはり西鉄の出番かもしれません。
このところ廃止や減便の話題が目立ちますが、一度廃止した路線などについてももう一度見直して、採算が取れるルートを工夫するなどして、「復活」も考えてもらいたいものですね。