(つづき)
JR鹿児島本線の箱崎~千早間の新駅の整備が正式に決まりました。
新聞記事によると、新駅は貝塚駅の東側にJRの踏切を廃止して設置し、2025年の開業を目指すとのこと。
2009年の記事で、
“「貝塚駅」のすぐ東側にはJR鹿児島本線の線路が走っており、ここにJRの駅も造れば、地域の「核」ができて、この地域の魅力が高まるのでは?などということをたまに考える。
駅が増えすぎ!という批判は当然あるだろうが、ここが福岡じゃなくて首都圏であれば、JRの駅ができる可能性が高いのではないだろうか”
と書いたことがありました。
九大跡地の再開発も何年も前から明らかになっているわけなので、もう少し早く話を進めておけば、道路や駅前広場の整備ももっとちゃんと行えたのでは?というのが率直な感想。
踏切を廃止すると、月見町付近の陸の孤島化がさらに進みそうだが、まあ、駅ができるメリットのほうが格段に大きいのかもしれません。
新駅は、北側、東側に川があり、西側も3号線やJRの貨物線があって地域が分断され、南に行けば既に箱崎駅があって…ということで、背後人口がそこまで多いわけでもないので、鹿児島本線と箱崎線、貝塚線と鹿児島本線の、乗り換えがどれだけ行われるようになるか、というのがポイントになると思われる。
「歩行者や自転車が新駅の東西を行き来できるように自由通路を市が整備する方針」とのことなので、貝塚駅と都市高速にも自由通路をつないで、都市高速上に「高速貝塚」バス停を設置…などができれば(物理的にはかなり難しそうですが)、乗り換えの拠点性はさらに高まりそう。
国道201号から筥松四丁目地区へのアクセスが可能になれば、月見町のバス乗り場を再整備して、そこから松崎、若宮、松島、箱崎ふ頭などにバスを運行…みたいなバス目線の想像だけは膨らみます(笑)。
今回の新駅設置で、箱崎線、貝塚線、鹿児島本線のそれぞれにどれだけメリットがあるか、ということを考えていくと、箱崎線と貝塚線の相互乗り入れの実現性は大きく低下する気もするし、また、アイランドシティや新福岡空港など新たな生命線がない限り、貝塚線の存在意義自体が今以上にシビアに問われる場面もやってきそう。
新駅の名称はどうなるでしょうか。
すんなり「貝塚駅」にはならない可能性もありそうで、そうなると、「新箱崎駅」「北箱崎駅」「月見町駅」「多々良川駅」…とか??
あと、今後JRが新たに駅を造るとなると、ここは西鉄も造らないと意味がなくて調整が大変そうなので、
このへんに造ります!とか言いだしそうな気も。
(つづく)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます