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福岡のバスのことなど・・

2024年3月16日ダイヤ改正(2)

2024年03月14日 |    ┣ ダイヤ改正2024

(つづき)
冒頭の画像は、西鉄大橋駅~パナソニック前間の運行パターン変更についての「お知らせ」。
ただ、正直なところ、わかりにくいです。


西鉄のサイトで公開されている図も同様。

西鉄大橋駅~パナソニック前間のルートは、


2012年7月まではこのように至ってシンプルなものでした。
なお、「63番」が大橋駅発着になったのは2007年春から「48-1番」運行開始は2010年春から


また、再開発による橋の架け替えが行われる前は、2つのルートの南側の合流(分離)地点は清水四丁目ではなく塩原でした。


2012年7月のダイヤ改正で、竹下駅西口への乗り入れが開始され、「48-1番」が竹下駅西口経由となり、ルートが3パターンとなった。
なお、「48-1番」の「48番」との違いは、当初は、レークヒルズ野多目発着か(48番)、老司団地発着か(48-1番)という点だったが、このときから新たに、清水四丁目経由か(48番)、竹下駅西口経由か(48-1番)という要素も加わった。


そして、それから約1年後、2013年11月に「W」が登場する際に、既存路線の多くが大橋駅で分断されることで、みやけ通り沿線から区役所、市民センター等への利便性が低下することに配慮して、「47番」が塩原経由から南警察署前経由に変更となり、現在まで、このパターンで運行されてきた。

そして、今回の改正で、非常に大雑把に言うと、


このように2パターンに集約されることになる。
「48-1番」も「48番」も竹下駅西口経由となるため、両者の違いは、レークヒルズ野多目発着か(48番)、老司団地発着か(48-1番)という1要素のみに戻ることになる(なので、都心行きは「48番」として運行に)。

ただこれは、あくまで「非常に大雑把に言うと」であり、実際は、少しだけバスが残る区間があるため、


このようになる(赤の点線は1日数本のみ運行される「47-1番」、青の点線は土曜日に1本だけ「63番」大橋駅行きが運行される区間)。

小さなことに目をつぶるわけにはいかないことが、「お知らせ」がわかりにくくなってしまった要因といえそう。
例えば、「47番」については南警察署経由を「47番」のままにして、新たに(実際は“復活”ですが)塩原経由で運行されるほうを「47-1番」とし、「48番」については、土曜日に1本だけ残るものを「48番」として、竹下駅西口経由のほうを「48-1番」のままとしておけば、「お知らせ」は、ここまでわかりにくい説明にはならなかったと思われる。
ただ、点線の部分はいずれ廃止することも視野に入れているのだろうから、上記“例えば…”は、全く現実的な策ではありません。
また、ここまで「48-2番」には全く触れていませんが、「48番」に含まれると考えていただければ。

あと、今回の改正で「塩原」を「塩原一丁目」などに改称してもよかったのではないかと思う。
「塩原小学校前」「塩原四丁目」「塩原橋」などのバス停と、下に何も付かない「塩原」が混在していて、
“塩原経由に変わります、って言うけど、もともと全部塩原経由じゃないか!”
という気もするので(笑)。


今回の改正で、竹下駅西口を通るバスが大きく増えることになる。
過去の記事で、
“でも、大橋~竹下って、イメージ以上に実は近いので(←当然、「イメージ」は人によって違いますけど)、竹下へのシフトの加速はある程度覚悟しなければいけないのかもしれない。
そして、それを指をくわえて見ているだけでなく、新たな竹下駅までのバス需要を掘り起こすという発想も必要になってくるのではないだろうか。”
と書いていました。
バスの本数が減便傾向にある中で利便性を維持していくためには、他社の交通機関との連携が大事ということでしょう。
思わず当たり前すぎて恥ずかしいことを書いてしまいました・・でも、それが当たり前ではない時代が長かったことも事実。


「62番」の一部を、こんな感じで延ばしてみては?とずっと思っているのですがいかがでしょうか。
(つづく)


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