(つづき)
北九州市門司区の「恒見営業所」バス停。
門司区の周防灘側の南部に位置する。
セメント産業で栄えた恒見地区は、かつては映画館もあるほど賑わっていたそうだ。
現在はその頃の面影はないものの、バス路線としては、門司港地区への「40番」、大里地区への「60番」(淡島神社経由)と「47番」「48番」(桜ヶ丘経由)、小倉方面への「10番」「110番」(小倉南区経由)と「恒見急行」(大里ランプ経由)、近隣の沿岸部(井の浦方面)への「10番」「47番」「48番」などが走り、「IIK」「ITK」は依然高い。
また、かつてはここから「曽根新田行き」なども運行されていた。
「10番」「40番」「60番」と、キリの良い番号が多いことからも、ここが「拠点」であることがわかる。
なので、このバス停に一週間に一本だけしかバスが来ないという訳ではないのだが、ここを始発として、2つの「免許維持路線」が走っている。
一つは日曜日5時47分発の「15番」(中吉田を経由せず、新道の沼小学校前から、沼団地、寺迫口、湯川を経由して浅野に至る)と、もう一つは、日曜日22時04分発の「10番」(上吉田二丁目交差点から旧道に入り、吉田団地を複乗せずに浅野に至る)である。
小倉南区の寺迫口交差点から北東側の沼~吉田地区は、県道門司行橋線の背後に形成される複数の住宅団地(沼団地、四季彩の丘、吉田団地、下吉田団地)にバスが乗り入れている。
仮に、小倉都心部から各住宅団地と恒見営業所への系統を単独で一時間1~2本程度走らせたとして(沼団地行き、四季彩の丘行き、吉田団地行き、下吉田団地行き、恒見営業所行き…のように)、各系統が全て単独で採算が取れれば問題ないのだろうが、実際はそういう訳にはいかず、また、それをやると、小倉~沼団地口あたりまでが供給過剰となってしまいそうである。
そういう訳で、少ない本数でいろんなところを結ぶことが試行錯誤された結果、現在は、(1)吉田団地を複乗して恒見、(2)沼団地を複乗して四季彩の丘、(3)沼団地を複乗して下吉田団地、という概ね3系統に落ち着いている。
恒見営業所を出る2つの免許維持路線は、その試行錯誤の「残骸」と見ることもできそうである。
福岡地区だけでなく、北九州地区でも昨年「免許維持路線」の大量廃止が行われた。
恒見のこの2路線は、お膝元というか営業所に近い場所を走るからということなのか、住宅地の開発などで今後復活の見込みがあると判断されてきたからなのか、理由はわからないが、ひっそりと運行を継続していた。
高い「IIK」「ITK」に加えて、「免許維持路線」の多さ(?)も個人的にはこのエリアの魅力だったのだが、残念ながらこのうち1系統が、井の浦方面への支線とともに「廃止候補」に挙げられている。
(つづく)
北九州市門司区の「恒見営業所」バス停。
門司区の周防灘側の南部に位置する。
セメント産業で栄えた恒見地区は、かつては映画館もあるほど賑わっていたそうだ。
現在はその頃の面影はないものの、バス路線としては、門司港地区への「40番」、大里地区への「60番」(淡島神社経由)と「47番」「48番」(桜ヶ丘経由)、小倉方面への「10番」「110番」(小倉南区経由)と「恒見急行」(大里ランプ経由)、近隣の沿岸部(井の浦方面)への「10番」「47番」「48番」などが走り、「IIK」「ITK」は依然高い。
また、かつてはここから「曽根新田行き」なども運行されていた。
「10番」「40番」「60番」と、キリの良い番号が多いことからも、ここが「拠点」であることがわかる。
なので、このバス停に一週間に一本だけしかバスが来ないという訳ではないのだが、ここを始発として、2つの「免許維持路線」が走っている。
一つは日曜日5時47分発の「15番」(中吉田を経由せず、新道の沼小学校前から、沼団地、寺迫口、湯川を経由して浅野に至る)と、もう一つは、日曜日22時04分発の「10番」(上吉田二丁目交差点から旧道に入り、吉田団地を複乗せずに浅野に至る)である。
小倉南区の寺迫口交差点から北東側の沼~吉田地区は、県道門司行橋線の背後に形成される複数の住宅団地(沼団地、四季彩の丘、吉田団地、下吉田団地)にバスが乗り入れている。
仮に、小倉都心部から各住宅団地と恒見営業所への系統を単独で一時間1~2本程度走らせたとして(沼団地行き、四季彩の丘行き、吉田団地行き、下吉田団地行き、恒見営業所行き…のように)、各系統が全て単独で採算が取れれば問題ないのだろうが、実際はそういう訳にはいかず、また、それをやると、小倉~沼団地口あたりまでが供給過剰となってしまいそうである。
そういう訳で、少ない本数でいろんなところを結ぶことが試行錯誤された結果、現在は、(1)吉田団地を複乗して恒見、(2)沼団地を複乗して四季彩の丘、(3)沼団地を複乗して下吉田団地、という概ね3系統に落ち着いている。
恒見営業所を出る2つの免許維持路線は、その試行錯誤の「残骸」と見ることもできそうである。
福岡地区だけでなく、北九州地区でも昨年「免許維持路線」の大量廃止が行われた。
恒見のこの2路線は、お膝元というか営業所に近い場所を走るからということなのか、住宅地の開発などで今後復活の見込みがあると判断されてきたからなのか、理由はわからないが、ひっそりと運行を継続していた。
高い「IIK」「ITK」に加えて、「免許維持路線」の多さ(?)も個人的にはこのエリアの魅力だったのだが、残念ながらこのうち1系統が、井の浦方面への支線とともに「廃止候補」に挙げられている。
(つづく)
最近「門司」が多いですね。まるで僕が門司に行くのを予想しているかのごとく(←絶対違うでしょうけどww)。
9月18日に行くので、9月18日の記事にコメントさせていただきますね。
先日、恒見付近の周防灘沿いの道路をドライブしていただく機会がありました。左手に周防灘、遠くに空港と橋、右手に工場。
この付近はいろいろな顔があるよなぁ…と思っていたらあげに着き、恒見に出ました。
この風光明媚な路線も、団地をいろいろ回る路線も、恒見なんですよね。ちょっぴり不思議な気持ちになります…。
>最近「門司」が多いですね。まるで僕が門司に行くのを予想しているかのごとく(←絶対違うでしょうけどww)。
はい、予想していました(笑)。
門司はいかがでしたか?
>この風光明媚な路線も、団地をいろいろ回る路線も、恒見なんですよね。ちょっぴり不思議な気持ちになります…。
恒見~門司エリアの路線は個人的に結構好きで、10年くらい前、一時期小倉に住んでいた頃はよく乗っていたのですが、最近またこちらに縁があり、たまに乗ることもありそうな感じです。
ただ、廃止候補になっていない路線についても、おそらく減便になっていくでしょうから、その点はさみしいです…。