(つづき)
「板付中央公園前」、イタデュケチュオパーク。
4つ先の板付七丁目が終点の「5番」が停車。
「5番」という番号については、過去の記事で、
“「5番」という行先番号は、「津屋崎橋~西鉄新宮駅」「大橋駅~板付七丁目」などのように、複数の行先番号の「体系」をまたぐ場合に突如として出現するケースが多く、“どこから数えて5番なのか?”がいまいちはっきりしないことが多いと思う(キリがよくて覚えやすい数字、かといって「1番」にするほどでも…じゃあ「5番」で!的なノリ?)”
と書いていましたが、新宮~津屋崎の「5番」や、記事で話題にした筑後船小屋駅~西鉄柳川の「5番」は、いずれも廃止になっています。
竹下営業所の開設が、もしあと10年ほど早ければ、「41番」の博多駅行きがここに停車していたかもしれません。
また、もし今後、インバウンドがコロナ前の水準に回復するようなことがあれば、「41-1番」福岡空港国際線経由博多駅行きなどが停車するかもしれません。
反対方向は、イタヅケチューオーパーク。
こちらも終点までの区間は長くなく、6つ先の西鉄大橋駅まで。
実質的には、「板付団地第一」と同じ場所。
(つづく)
このシリーズのタイトル「イミカヨミカ」は、「中央公園」のバス停名をアルファベットでどう表すか、という趣旨だと思いますが、「板付」の部分について、敢えて「ヨミカ変換カ」という視点でコメントを述べます。
ローマ字は、日本語をアルファベットで表すことを目的として考案されたものですが、五十音図に対応させた「訓令式」では実際の発音とかけ離れた綴りになるものがあり、その点を改良したものが「ヘボン式」で、現在広く使われています。
ところが、日本語の仮名遣いが実は発音と一対一の対応でなく、「zu」の発音に対して、「ズ」と「ヅ」の表記があることが要注意です。
しかも、ワープロの開発とその後のPCの普及により、ローマ字から変換する際に、カナ表記に従って行うことにせざるを得ないために、「ヨミカ変換カ」という混乱が生じたと思います。
東海道沿いに現れる、沼津、清水、焼津、いずれもローマ字表記の最後の2文字は、「zu」であり、駅名標もそうなっていますが、PCに「zu」と入力して正しい地名に変換されるのは、一つだけです。
「板付」は、私が子どもの頃は、「板付」というだけで「空港」のことを表したものです。「板付に着いた」のように。そしてその用法が全国的に使われていました。「羽田」という言葉のように。
そのような「板付」は、今では、もう聞かれませんね。
お返事が遅くなり申し訳ないです。
福岡空港のことを「板付」「板付空港」という人は今でも一定数居ると思います(ただし、減る一方で増えることはないと思いますが)。
太宰府インターから都市高速に入ったあと、「板付は空港へ行けません」「空港は金の隈、半道橋へ」の標識が複数出てくるのは、板付=空港と思っている人に対する注意喚起の意味もあると思っています。