スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

スポーツニッポン賞鎌倉記念&ゲーテとスピノザ主義

2017-10-11 20:43:36 | 地方競馬
 北海道から4頭が遠征してきた第16回鎌倉記念
                                     
 ベニアカリとマッドドッグが並んで逃げるようなレースに。この後ろにセイヴェルビット,モリノラスボス,ユニバーサルライトの3頭。ここまでが一団で2馬身ほど開いてポッドジゼル。リコーワルサー,シェーンリートとパパドプロスが続きました。この後ろは大きく開いてゴールドパテック,ウラルハーモニー。残る2頭はついていくことができませんでした。
 3コーナーを前にリコーワルサーが進出。マッドドッグだけが対応してこの2頭がほぼ横並びで直線に。直線に入ったところでは手応えの差が歴然としていて,見た目通りにリコーワルサーがマッドドッグを競り落とすとそのまま抜け出して優勝。マッドドッグが一杯に粘って3馬身差の2着。直線で大外から鋭い末脚を発揮したゴールドパテックがアタマ差まで迫って3着。
 優勝したリコーワルサーは7月に1400mの新馬を勝つと前走は船橋に遠征して3着。そして今夜も川崎への遠征というローテーションで臨んでいました。新馬は出遅れながら差し切って勝つというなかなかの好内容ではあったものの,このメンバーに入ってどの程度のものかはよく分かりませんでした。今日の競馬は見た目からも分かるくらいの楽勝でしたから,今後に向けて楽しみな素材であるということだけは確かでしょう。父は2004年にスプリングステークスを勝ったブラックタイド
 騎乗した船橋の森泰斗騎手東京ダービー以来の南関東重賞制覇。鎌倉記念は初勝利。管理している大井の荒山勝徳調教師は南関東重賞20勝目。鎌倉記念は初勝利。

 もう1冊は大槻裕子の『ゲーテとスピノザ主義』です。2007年2月ですから,今から10年以上前に刊行されたものです。
 本の内容は概ね表題の通りです。ゲーテJohann Wolfgang von Goethe自身の思想の中に,スピノザの思想がどう反映されているかを探求したものです。ただ,単にゲーテの思想を探求しているだけでなくて,時系列的に,どのようにゲーテがスピノザに,あるいはスピノザの著作に触れていったかについても言及されています。したがって,ゲーテの思想のうち,スピノザの思想が反映されている部分という限定はつけなければならないかもしれませんが,ゲーテ思想の研究であると同時にゲーテの思想史の研究であるといえると思います。
 僕は汎神論論争に対する関心からこの本を読みました。ただ,この本で大槻がいわんとしていることを十全に理解するためには,ゲーテ自身の思想についての理解が不可欠であるように思われます。僕はゲーテ自身の思想についてはほとんど知りませんので,全体の内容について評価することはできません。
 読んだ限りでいえば,大槻はゲーテの思想を専門的に研究しているのではないかと思います。その中からスピノザの思想と関連する部分について取り上げていると思われますが,スピノザの哲学に対する研究という点では,ゲーテに対する研究ほど深くはないと僕には思えました。というのも,ゲーテの思想に関連してスピノザの哲学に言及する箇所において,僕には説明が不足していると感じられる点があったからです。そしてここで僕がいう説明不足は,ふたつの意味があります。ひとつはゲーテのある思想がスピノザの影響下にあるというとき,その思想は必ずしもスピノザの哲学とは相容れない要素を含んでいるのではないかと思えるという場合のことです。そしてもうひとつは,大槻があるゲーテの思想を紹介して,スピノザの哲学については何も言及しない箇所で,実際にはその思想はスピノザの哲学と親和性が高いのではないかと思える場合のことです。
 ヘルダーおよびシラーの思想も多く出てきますが,ヘルダーやシラーの場合にも,それを研究している方は同様の思いを抱く箇所があるのかもしれません。
コメント
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