スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

加古川青流戦&病室

2018-10-29 18:45:35 | 将棋
 20日の午前に鶴林寺で指された第8回加古川青流戦決勝三番勝負第二局。
 大橋貴洸四段の先手で角換り相腰掛銀。先手が1筋の位を取り,右玉模様に組み替え,後手の梶原宏孝四段が待機するという,中盤の戦いが始まるまでが長い将棋でした。開戦後は先手が戦果を挙げてリードをしたと思いますが,攻め間違いがあったようで後手玉が固くなり,逆転していたのかもしれません。
                                     
 先手が金を打った局面。ここに金を使うと先手は攻めるのは大変になりそうです。なので後手は☖6六歩☗6八金引☖6七角と着実に攻めていくのがよかったとあります。実戦は☖7八角と打ちました。
 先手は☗7四馬。この金取りに対して☖4二金は弱い受け方という主旨の感想があります。それで☖4三金だったのですが☗同銀成☖同銀引で金を渡してしまったために☗8八歩という軽打を喰らいました。したがって,☖7八角と打った以上は☖4二金と逃げるべきだったし,☖4三金と逃げるつもりなら☖7八角と打ってはいけなかったということでしょう。
 ☗8八歩は☖同龍に☗7九金が生じるために発生した手です。よって☖6七龍☗同金☖同角成と進めるほかありませんでしたが☗2一金☖同王☗6一飛☖3一金☗6七飛成で馬を抜かれました。
                                     
 後手玉はすぐに寄る形ではありませんが,先手玉を攻める手段が消滅。ここでは先手が大きくリードしているといえるでしょう。
 大橋四段が連勝で優勝。今年度のYAMADAチャレンジ杯に続く2度目の棋戦優勝です。

 2階まではクラークが車椅子を押してくれました。僕は入院のための荷物を持っていました。伯母に病院まで同行してもらったのにはそうした理由もありました。
 2階では看護師が待機していて,そこからは看護師が車椅子を押し,母が入院する病室に案内されました。
 みなと赤十字病院の病室は,個室もありますが,それは有料で,無料の病室はすべて4人部屋です。というか,僕はすべての病室を見たわけではありませんから確実にそうと断言できませんが,僕が入院したときも父が入院したときも母が入院したときも,どの部屋であろうと4人部屋だったことは確かです。
 これに対して緩和病棟の病室はすべて個室です。もっともこれは緩和病棟の性質からして当然といえば当然でしょう。ただ,個室には有料の部屋と無料の部屋があります。これは最初に手続きをしたときにいわれていたことですが,入院してすぐは必ず有料の部屋に入ります。その後に無料の部屋に移動することになっています。したがってこのときに案内された病室は有料の個室でした。
 母は後に無料の部屋に移動になりましたから,僕はどちらの部屋も出入りしました。入ってすぐに洗面台があること,ベッドの横に冷蔵庫とテレビがあること,そしてその反対側にトイレがあることはどちらの部屋も同じでした。違っていたのは部屋の広さで,これは当たり前ですが有料の部屋の方が広かったです。そしてその広くなっている部分には大きめのソファーが備え付けられていました。これは僕が横になることができるくらいの大きさでした。なので最初のうちは僕は見舞いのときはそのソファーに座ったり横になったりしていたのですが,移動になるとそれがなくなったので,椅子に腰掛ける形になりました。正直にいうとこのソファーはあった方が便利です。とくに緩和病棟は24時間いつでも見舞いが可能なので,そこで寝ることもできます。なので死期が迫っていると思われる患者が優先的に有料の部屋を使用できるというようにした方が合理的ではないかと思えました。後に示しますが僕は最後に母の部屋で一晩を過ごしましたので,なおのことその思いが強いかもしれません。
コメント
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