半数以上の馬に勝つチャンスがありそうに思えた第19回マーキュリーカップ。
先手を奪ったのはメイショウコロンボ。アイファーソング,テイエムダイパワー,トウショウフリークまでが先行集団。トウシンイーグル,サイモンロード,タイムズアローが集団で続き,その後ろにソリタリーキング。トーセンアレスとコミュニティ,ジョウノムサシとユーロビートで続きました。ミドルペースであったと思われます。
向正面でユーロビートが一気に進出してレースが動きました。一旦はユーロビートが前に出たかと思いますがメイショウコロンボが巻き返して先頭を奪い返し,この2頭が併走で3コーナーをカーブ。トウショウフリーク,タイムズアロー,テイエムダイパワー,ソリタリーキングの順になりました。直線入口あたりで外のユーロビートがまた前に出ると,ここからは独走。後続との差を広げる一方で6馬身差の圧勝。メイショウコロンボは一杯になり,トウショウフリークとタイムズアローが競り合いを繰り広げるところ,外からソリタリーキングが伸びてまとめて差して2着。競り合いはトウショウフリークに軍配が上がり,1馬身差で3着。タイムズアローはクビ差の4着。
優勝したユーロビートは昨年9月の東京記念以来の勝利で重賞は初制覇。そのときにサミットストーンを降していましたから,このくらいのメンバーなら優勝候補の1頭と考えていました。盛岡は着差が大きくなりやすい競馬場ですが,それにしてもこれほどの差をつけたのは驚き。右回りもこなしますがよりよいのは左回りで,このくらいの距離があり,わりと大きめのコースに適性があるものと思われます。条件に注文がつくかもしれませんが,もう少し上のレベルで戦えそうです。父はスズカマンボ。ビューチフルドリーマー系アサマクインの分枝。
騎乗した金沢の吉原寛人騎手,管理している大井の渡辺和雄調教師はマーキュリーカップ初勝利。
コンスタンティンConstantijin HuygensはレーウェンフックAntoni von Leeuwenhookをイギリス王立協会のロバート・フックRobert Hookeに紹介したのですがこのフックが助手を務めていたのがロバート・ボイルRobert Boyleです。気体の体積と圧力に関するボイルの法則で現代にも名を残している人物です。
ボイルとスピノザは会ったことも直接的なやり取りをしたこともありません。しかし互いに互いのことを知っていたことは確定できます。オルデンブルクHeinrich Ordenburgを介在して,ふたりは議論をしているからです。
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スピノザを訪問したオルデンブルクが,イギリスに戻ってからボイルとスピノザに議論をさせたのは,おそらく両者に共通の哲学的資質があると考えたためだと思われます。スピノザはともかく,自然科学者のボイルに対して哲学的資質を云々することは不思議に感じられるかもしれませんが,ボイルには確かに哲学があったように僕には思えます。端的にいえば,自然現象というものは何らかの法則に準じて発生するのであって,神秘的な現象というものはなく,そのことを証明するために,ボイルは実証的に科学実験を行ったと思われるふしがあるからです。つまりそうした自然現象だけを眼中に入れたならば,これは第一部公理三に合致するといえるでしょう。この点ではオルデンブルクは間違っていなかったと僕は考えます。
スピノザとボイルの論争のうち,自然科学に関わる部分は僕には何も分からないので評価できません。一方,哲学的部分に関しては,スピノザはボイルの考え方には否定的でした。このことはスピノザの哲学が演繹法を重視するということから説明できると僕は考えています。
たとえばXについて実験を行った結果effectusとして得られる真理veritasは,Xが原因causaとなって発生する真理だけです。いい換えればそれはX自身の真理あるいはX自身の本性essentiaを明らかにすることはありません。このことから一般的に,事物の本性を確実に認識するcognoscereためには,実証は役に立たず,理性ratioによる推論が必要であるということが帰結するでしょう。これが演繹的方法です。個別の実証の集積という帰納的方法によっては,自然的原理あるいは事物の本性は解明できないというのがスピノザの考え方です。
先手を奪ったのはメイショウコロンボ。アイファーソング,テイエムダイパワー,トウショウフリークまでが先行集団。トウシンイーグル,サイモンロード,タイムズアローが集団で続き,その後ろにソリタリーキング。トーセンアレスとコミュニティ,ジョウノムサシとユーロビートで続きました。ミドルペースであったと思われます。
向正面でユーロビートが一気に進出してレースが動きました。一旦はユーロビートが前に出たかと思いますがメイショウコロンボが巻き返して先頭を奪い返し,この2頭が併走で3コーナーをカーブ。トウショウフリーク,タイムズアロー,テイエムダイパワー,ソリタリーキングの順になりました。直線入口あたりで外のユーロビートがまた前に出ると,ここからは独走。後続との差を広げる一方で6馬身差の圧勝。メイショウコロンボは一杯になり,トウショウフリークとタイムズアローが競り合いを繰り広げるところ,外からソリタリーキングが伸びてまとめて差して2着。競り合いはトウショウフリークに軍配が上がり,1馬身差で3着。タイムズアローはクビ差の4着。
優勝したユーロビートは昨年9月の東京記念以来の勝利で重賞は初制覇。そのときにサミットストーンを降していましたから,このくらいのメンバーなら優勝候補の1頭と考えていました。盛岡は着差が大きくなりやすい競馬場ですが,それにしてもこれほどの差をつけたのは驚き。右回りもこなしますがよりよいのは左回りで,このくらいの距離があり,わりと大きめのコースに適性があるものと思われます。条件に注文がつくかもしれませんが,もう少し上のレベルで戦えそうです。父はスズカマンボ。ビューチフルドリーマー系アサマクインの分枝。
騎乗した金沢の吉原寛人騎手,管理している大井の渡辺和雄調教師はマーキュリーカップ初勝利。
コンスタンティンConstantijin HuygensはレーウェンフックAntoni von Leeuwenhookをイギリス王立協会のロバート・フックRobert Hookeに紹介したのですがこのフックが助手を務めていたのがロバート・ボイルRobert Boyleです。気体の体積と圧力に関するボイルの法則で現代にも名を残している人物です。
ボイルとスピノザは会ったことも直接的なやり取りをしたこともありません。しかし互いに互いのことを知っていたことは確定できます。オルデンブルクHeinrich Ordenburgを介在して,ふたりは議論をしているからです。
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スピノザを訪問したオルデンブルクが,イギリスに戻ってからボイルとスピノザに議論をさせたのは,おそらく両者に共通の哲学的資質があると考えたためだと思われます。スピノザはともかく,自然科学者のボイルに対して哲学的資質を云々することは不思議に感じられるかもしれませんが,ボイルには確かに哲学があったように僕には思えます。端的にいえば,自然現象というものは何らかの法則に準じて発生するのであって,神秘的な現象というものはなく,そのことを証明するために,ボイルは実証的に科学実験を行ったと思われるふしがあるからです。つまりそうした自然現象だけを眼中に入れたならば,これは第一部公理三に合致するといえるでしょう。この点ではオルデンブルクは間違っていなかったと僕は考えます。
スピノザとボイルの論争のうち,自然科学に関わる部分は僕には何も分からないので評価できません。一方,哲学的部分に関しては,スピノザはボイルの考え方には否定的でした。このことはスピノザの哲学が演繹法を重視するということから説明できると僕は考えています。
たとえばXについて実験を行った結果effectusとして得られる真理veritasは,Xが原因causaとなって発生する真理だけです。いい換えればそれはX自身の真理あるいはX自身の本性essentiaを明らかにすることはありません。このことから一般的に,事物の本性を確実に認識するcognoscereためには,実証は役に立たず,理性ratioによる推論が必要であるということが帰結するでしょう。これが演繹的方法です。個別の実証の集積という帰納的方法によっては,自然的原理あるいは事物の本性は解明できないというのがスピノザの考え方です。
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