スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

JBC協会賞・農林水産大臣賞典ブリーダーズゴールドカップ&別の注意

2013-08-15 20:28:27 | 地方競馬
 交流重賞3連戦のトリを飾る第25回ブリーダーズゴールドカップ
 先手を奪ったのはエイシンナナツボシで,向正面にかけてリードを広げていきました。2番手はランフォルセでしたが,シビルウォー,ナニハトモアレ,ハタノヴァンクールまで差がなく続き,水が開いてグランドシチー。
 エイシンナナツボシの逃げは3コーナー過ぎまで。ランフォルセが前に出ると外にシビルウォー,さらに外にハタノヴァンクールと3頭がほぼ横並び。直線に入るとすぐにハタノヴァンクールが前に出て,そのままゴールを駆け抜けて優勝。2馬身半差の2着にシビルウォー。大外を伸びたグランドシチーにクビ差まで詰め寄られましたが,一杯に粘ったランフォルセが3馬身差で3着。
 優勝したハタノヴァンクール川崎記念以来の勝利で重賞3勝目。これまでの2勝が大レースですからここは実績的に断然の存在で,順当な勝利といえるでしょう。トップグループのちょっとだけ下という印象はありますが,まだ成長も期待できますし,仮に現状が能力の上限であったとしても,大きく崩れることは考えにくく,相手関係によって勝ち星を増やしていくことが可能だろうと思います。父はキングカメハメハ。4代母がナイスランディング。叔父に2010年の天皇賞(春)を勝っている現役のジャガーメイル。Vainqueurはフランス語で勝者。
 騎乗した四位洋文騎手はブリーダーズゴールドカップ初勝利。管理している昆貢調教師は第14回以来11年ぶりのブリーダーズゴールドカップ2勝目。

 さらにスピノザの哲学における考え方から,この点に関しては別の注意も必要とされます。こちらのことは現在の考察とは何の関係もないのですが,一応は説明しておくことにしましょう。それは第二部定理六との関連です。
 第一部定理二八は,個物res singularisに変化をもたらすものがあるとすれば,それはそのres singularisとは別のres singularisでなければならないということを含意していると,ここでは考えています。ただ,実際にあるres singularisに対して変化を生じさせる別のres singularisというのは,それがres singularisであるということだけでその条件を十全に満たすというわけではありません。変化が生じるres singularisが様態となっている神の属性と,同一の属性のres singularisでなければならないわけです。いい換えれば,たとえば神の延長の属性のres singularisである何らかの物体に変化をもたらすそれとは別のres singularisは,物体でなければなりません。思惟のres singularisである,res singularisの観念が物体に変化を生じさせるということはあり得ないのです。
 これは人間の身体と人間の精神とだけに関連させるなら,第三部定理二からも明らかにすることができます。また,極度に一般的に解そうとするならば,『エチカ』において共通点という語句が何を意味しているのかに注意すれば,第一部定理三からも明らかであるといえるでしょう。いずれにしても現在の考察と直接的に関係するものではありませんから,この点に関してはここまでとします。
 さて,まず考えておかなければならないのは,res singularisの変化と,res singularisの限定との間に,どのような関係があると理解するべきなのかということです。もっと具体的にいうなら,res singularisが変化を生じるならば,直ちにそのres singularisが限定されたと把握してよいのかどうかということです。

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