[あらすじ] 10年程前に新宿は太宗寺の盆踊りからご趣味が始まったよ。
今年は雨続きで都内の盆踊りに行っていないし、
大好きな巣鴨とげぬき地蔵尊の盆踊りが休止でがっくし。
こんな時こそ、地元の盆踊りに行くべし。
というわけで、先日は隣町である三鷹市中原・新川の鎮守、
中嶋神社の盆踊りに行った。
そして昨夜は、やはり三鷹市の野崎八幡へ。
私の住む深大寺町は、調布市の中でも三鷹市に囲まれているので、 . . . 本文を読む
境内には、櫓も提灯も屋台も何も無く、
花壇を囲んだベンチに、所在無げな人たちがぽつぽつと思い思いに座っていた。
何事だ。
※
盆踊りが東京のお盆の時期に始まった頃、今年はまだ梅雨空が重かった。
例年行く新宿太宗寺も行かず、貴重な佃島も行かず、
6月の青山の郡上踊りも雨で行かず、
今年は雨に負けている。
3月5月6月と続けざまに風邪を引いたので、大事を取った。
人と犬の介護疲れで、浮かぬ。
. . . 本文を読む
やっと、盆踊りに行ってきた。
例年、7月13~15日は、東京都内の盆踊りに出かける。
思えば、そんなことを始めたのは、もう11年前になる。いや12年かな。
当時、私は鍼灸専門学校の学生で、四谷三丁目の学校から新宿まで、
新宿通りを歩いて帰っていた。
午後の授業が終わって、夕方5時頃に新宿界隈を歩いて帰るのは、
誘惑が多い。
一杯引っ掛けて帰りたいところだが、
当時は学生に徹していた。
しかし . . . 本文を読む
[あらまし] 同居母86歳パーキンソン病要介護2認知症状少々。
[あらすじ] 5日間のショートステイ、実質中三日で短けえよ!
とかなんとかブツクサ言っておりますが。
おまけに梅雨で洗濯物もトントンできゃしねえよ!
とか文句言っておりますが。
むしろ、おかげでテーマを絞ることができたので、集中力を保って作業できた。
濃ゆい中三日だった。
※
いつも奇数月の末から偶数月の頭にかけてショートステ . . . 本文を読む
[あらすじ] アップリンク渋谷で鉄砲光丸の『河内の語り屋』と
『初代桜川唯丸 江州音頭革命記』を観た。
『河内の語り屋』の冒頭は、盆踊りの会場を探し回るシーンから始まる。
映画全体の長さの割に、このシーンは長く続く。
会場を見付けるのがどれだけたいへんだったか、ということが伝わってくる。
盆踊り好きなら知っている、東京の盆踊りの日程を網羅して告知するサイトが有った。
頼りになるそのサイトは、今 . . . 本文を読む
先週の水曜日、錦糸町の河内音頭の会場で、チラシをもらった。
一枚は、河内音頭会東京殴り込み・アゲイン、
9月にいつも浅草木馬亭でやってるヤツか。
受け取って、おお行きたいな、という表情をしていると、
さっと二枚目三枚目を渡された。
翌々日になって、よくよくチラシを見直した。
殴り込みのチラシの画、これはつげ忠男の画じゃないか!
河内音頭につげ忠男とは、しっくり来るなあ。
何かそんな作品が有ったっ . . . 本文を読む
今年も、錦糸町の河内音頭に行ってきた。
先月くらいだったかに、テレビ番組の「マツコの知らない世界」で
盆踊りを扱った。
きっとその影響で客が増えるだろうと思ったら、
それでギュウギュウになるかと言えば、もともとギュウギュウだったよね
という混雑ぶりだった。
つまりいつもすごく混む。
5時半開演に飛び込む。
しょっぱなは空いている。
のびのびと好きなように踊るなら、最初がいい。
初心者でグチャ . . . 本文を読む
深大寺の盆踊りは、7月23日(月),24日(火)。
湧き水に囲まれた深沙大王堂前の広場は涼しい。
ちょうどこの二日間の予想最高気温はここ数日の中でも高い。
深大寺の湧き水は、昼間の酷暑に勝てるだろうか。
深大寺盆踊りのポスターを、毎年楽しみにしている。
そこらじゅうの蕎麦屋の店先に貼ってある。
ポスターカラーを使いこなして、一枚一枚違った絵が描いてあり、
絵の周りにこれも手書きの文字で情報が . . . 本文を読む
「新宿二丁目に行く」と私が言ったら、それは
「たまにはレズバーで飲むか」という意味
と思ったら大間違いなのだ。
二丁目の歓楽街を抜けたところに、太宗寺という寺が有る。
そこの盆踊りに行くのだ。
都内で働くでもないし、コミュニティに生活の一部を持つでもないので、
二丁目のレズビアンバーで飲むなんてのは、何年かに一回くらいなものだ。
それに引きかえ、盆踊りはせっせと通う。
7月13,14,15日の . . . 本文を読む
[あらすじ] 築地のある寿司チェーンの本店に入って、テーブル席に着いた。
正面の向こうのカウンターの中にいる職人の顔に見覚えが有る。
なんと、30年前に一緒にバンドをやっていた人だった。
帰り際に声をかけたら、次のライブの日取りと、バンド名のメモをくれた。
築地を後にして、日暮れどきの勝鬨橋を渡る。
月島から、佃島へ向かう。
路地を歩いていると、足元に素焼きの皿、その上に何か灰が乗っている。 . . . 本文を読む
高度成長期の東京の開発の何がイヤって、
川の上に高速道路を作ったことがひとつイヤだ。
土地が無いから仕方無い。
うまい場所を見つけたとも言える。
江戸時代、物流は水運に頼った。
干潟のような江戸の湾を埋め立てる際に、
碁盤目に水路を残した。
なかなかの都市計画だ。
それが、戦後の急成長と東京オリンピックへの急いだ開発のため、
水面の美しさは高架下に暗く埋もれてしまった。
首都高7号小松川線の . . . 本文を読む
踊る阿呆に見る阿呆
この東京の酷暑の時節に、わざわざ何時間も踊るほうが
見るよりも本当に阿呆だと思って、見に行った。
しかし見ていりゃ踊りたくなるし、
そもそも鳴り物好きなので踊るよりも太鼓を打ちたくなる。
うずうずと胸が騒ぐ。
高円寺の阿波踊りは、昭和32年(1957)に始まったという。
今年は61年目。
スタートと同じ干支までひと周りした、めでたい年だ。
友人Yがもう5年くらい踊ってい . . . 本文を読む
「お子さんが暗がりのほうで遊んでいるので、
周りの大人は注意してあげてください。」
こんな放送が入るくらい、周りが暗い。
それが深大寺の盆踊りの良いところだ。
良くない、と思う人も多いかもしれない。
深大寺辺りは観光地として繁華しているほうだと思う。
同じようにだるま市が名物の拝島大師を訪れた時に、驚いた。
寺の規模は同じくらいだが、周囲に何も無い。
深大寺は、植物公園があるのと、蕎麦という . . . 本文を読む
地元の小さな盆踊りのポスターというと、
どうも決まってアニメの絵のコピーが使われる。
ピカチュウからこの頃は妖怪ウォッチに交代している様子。
しかし、そんな中、ご近所(とは言え家から1.5km)の神社での
盆踊りのポスターは、ちょっと風変わりだ。
文字の配列だけで見せている。
しかしなんだかうすぼんやりしたバックだなあ。
集中線で「ジャーン!」という感じにしているけれど、グレーで弱い。
その上 . . . 本文を読む
本場郡上では、7月中旬から9月上旬にかけて、ほぼ毎夜どこかの町で踊りがある。
そうなったら大忙しの、保存会の面々がやって来て、青山は秩父宮ラグビー場の駐車場で皆踊る。
会場の真ん中には、やかたと呼ぶ櫓が組まれる。
その上に、音頭取り(唄い手)や三味線、笛、太鼓のお囃子が乗る。
特設ステージで生バンド演奏、というわけだ。
郡上踊りは全部で十曲ある。
一曲を十分近くやる。
踊り子の様子を見ながら、 . . . 本文を読む