毎月一日に法螺を吹いている。
四月だけじゃ物足りないんである。
昨日は一日だったので、法螺だったんである。
購入を検討している方のために、とかなんとか言って
辻直四郎『サンスクリット読本』の目次をざっと書いたが、
パンチャタントラの中に「老いた猫」なんて話は
無い。
昨日書いた、老いて目の見えなくなった猫が
ネズミを騙して捕って食うというのは
私の作った話なんである。
参考にしてねと言って嘘 . . . 本文を読む
[あらすじ] サンスクリットのいろいろな文献から一部分を抜き出して
文法解説などを付けている「読本」をあれこれ買って読んだりしているよ。
「ヒトーパデーシャ」という寓話などは読みやすく、楽しい。
昨日は写真をアップするのを忘れてしまった。
インターネットの古本ショップに、商品の画像は無かった。
だから、届いて開封してみてこれが出てきた時にはなおのこと嬉しかった。
紙の本はやっぱり美しいもんだ。
. . . 本文を読む
ジオラマとかミニチュアとか、たまらない魅力を感じる。
プラモデルが好きでよく作ったのも、そこが理由だろう。
あれでプラスチックではなくて木や紙や金属だったらなおのこと風情が増しそうだ。
成形しやすく工作しやすいプラスチックはミニチュアモデルを簡単なキットにするのに
大いに適した素材だな。
モルタルはどうだ。
実物のブロックはコンクリート製で、目が粗い。
粗い砂利を入れないモルタルで作れば、ミニチ . . . 本文を読む
友人Vの亡父君が未使用のまま遺していったコンクリートブロックを数えたら、
300個も有った。
私が陶芸用の窯を入手するとして、それを置くための小屋を作るために
充分な個数である。
いったいV父は何を作ろうとしていたのだろう。
当初は、コンクリートブロックを腰くらいの高さまで積んで、
その上は木材で作るつもりでいた。
しかし、ブロックがたくさん有るので、壁面は全部ブロックで作れる。
換気口を開け . . . 本文を読む
昨日から五月。
昨日は五月一日。
四月一日の四月馬鹿だけでは物足りない。
毎月馬鹿を毎月一日に書いている。
※
深大寺南町と深大寺東町を取り違える人がいるのは経験的事実。
じじつ。じじーつー。年配男性の例が続く。
道に迷ったオジサンに北を指しながら
「東町はあっちです。」と言って、私はすごく気持ち悪かった。
北には北町が有って欲しい。
まあ、私の家が南町の中でもかなり東寄りに位置しているか . . . 本文を読む
富士山麓の青木ヶ原樹海では、方位磁石が正しい向きを指さないので
方向を見失い、遭難するという。
戻れなくなることが分かっていて、あえて樹海に入る人も
後を絶たないそうだ。
磁気を持って粘り気の強い溶岩が流れてきて
ゆっくりになったところで先の部分が冷えて固まり、
後から来たものがまるで布団を三つ折りに畳む時のように重なる。
その時には既に布団は磁気を帯びている。
三つ折りになると、真ん中の部分は . . . 本文を読む
毎月一日に法螺を書いている。
年に一度、四月だけじゃ物足りないからだ。
と言っても、昨日は本当の四月一日だった。
※
参加者がそれぞれにgoogleストリートビューを見て移動し、
集合地点でチャットするという、
ZOOMを用いたツーリングに参加した。
というのはささやかな法螺である。
※
もしかすると実際にそういうことをやって楽しんでいる人たちはいるかもしれない。
そう思って軽~く検索して . . . 本文を読む
ホンダのCD50に乗っている。1995年に買ったものだから、26年使っている。途中3回ほど、乗らない時期が有った。雨ざらしで置きっぱなしの時期も有った。けれど、しばらくするとまた乗りたくなる。便利だからだ。バッテリーが上がりきってタイヤもぺちゃんこであちこち錆びてなどといった状態のものを、バイク屋に持ち込む。「結構かかりますよ。でもこだわりが有るなら。」とかなんとか言って、直してくれる。お世話にな . . . 本文を読む
毎月一日に法螺を書いてきたが、やめることにした。
と、宣言したのに昨日は法螺を書いた。
もう、やめる宣言が法螺になってしまっている。
あんまりこんなことを繰り返していると、信用を失くす。
いや法螺を書いている時点でとっくに信用は失っているか。
※
新宿でおいしい弁当をご馳走になったのは事実である。
その弁当屋は5丁目に在るらしい。
婆ちゃんの行商というのは私の法螺である。
私は15年ほど前に . . . 本文を読む
おいしい弁当を食べた。
格別にうまかった。
ひとにご馳走してもらったから、というのが理由ではなく、
午前中に肉体労働していたから、というのが理由でもなく、
その弁当がとてもおいしい弁当だったのだと思う。
驚くほどうまい。
おいしくて驚くというのは、なかなか無い。
そのおいしさに驚きながら食べていたら、
買って来てくれた人が通りがかりに言う。
「す~さん、お弁当おいしいですか?」
そう!すごくおい . . . 本文を読む
四月馬鹿ならぬ「毎月馬鹿」と称して、
毎月一日に法螺を書いていたのだが、今月からやめた。やめてみた。
面白いとか楽しみにしているとか言ってくれる読者も有ったけれど、
一方で、心配するからやめてくれという声や担がれて腹を立ててしまう人のことも
頭から離れなかった。
そうしたら、なんだか筆が鈍ってしまった。
不安がらせたり怒らせたりしたくはない。
それが、遠くの読者だったら私も知らないままだった . . . 本文を読む
四月馬鹿ならぬ毎月馬鹿と称して、毎月一日に法螺を書いている。
この頃、あれこれに配慮した末に法螺が萎縮してしまっている。
正月は特別興行だ。三が日法螺。
元旦は、「365日の番号を振っただけのカレンダーを使っていて、
閏年なのを忘れたから大晦日に新年の挨拶をしちゃったよ」
二日は、「二年詣りに行ったら作詞家阿久悠さんと会ったよ」
三日は、「友人が入れ代わり立ち代わり訪れて色々くれたので
おせちが . . . 本文を読む
毎月一日に法螺を書いて数年経つ。その中で、病気に関する話を書くと心配する人がいること、心情を揺らす内容が有ると法螺と分かった時に怒る人がいること、じゃあ自分にしときゃいいかと思って自分をネタにすると心配した末に怒ってしまう人がいること、などを経験した。万単位の不特定多数が読んでくれる場ならかえってそれでも良かったのかもしれない。私のやり方の場合、直接の知人友人も読んで、SNSでその反応を私に伝える . . . 本文を読む
自宅周辺は農家が多い。
所々に直売所が在る。
とりたて上等、新鮮な野菜が買えるのがいい。
葱の束とか、椎茸とか、水茄子とか、紅芯大根とか、
玉葱とか、牛蒡とか、里芋とか、カリフラワーとか。
暮れには、くちなしの実や京にんじんなども出る。
※
おせち料理が、そんなに好きではない。
子どもの頃から、あんまりおいしいと思ったことが無かった。
ただ、煮しめは好きだった。雑煮も好きだった。
押し詰ま . . . 本文を読む
昨日はツイッターだの犬の散歩だので、
「あけましておめでとうございます」と挨拶してしまった。
なんかみんな妙な薄笑いしか返してくれないので
おかしいな、と思った。
夜、テレビをつけたらどう見ても紅白歌合戦に見える歌番組を放送していて、
そこでやっと大晦日だったのだと気付いた。
地元深大寺界隈も初詣の人出など無く静かなものだ、
みんなコロナで自粛してんだな、えらいもんだ、
などと思っていた。
粛 . . . 本文を読む