犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

キッド・ボンオドリックと旧友

2012年07月14日 | 踊る阿呆
昨日は大正大学の盆踊りへ。

まずは、盆の習俗についての講話を1時間聞く。
シロウトには充分なお講義でした。
ナカミはまたあらためて書くとして。

それから、施餓鬼法要。
外に施餓鬼壇が作られ、学生の坊さんがお経をあげる。
先頭に修験者のかたちの学生坊主が法螺貝を吹き、
あとから8人の学生坊主が練り歩いてくる。

若い学生坊主なので、誦経の声はなんとなくトーンが高いが、
声はやわらかく、心地よい。

昨年は一般の来場者もお焼香できたが、今年は法要が終わると
壇はすみっこに片付けられてしまった。


大正大学の盆踊りは、長く続いていたものを何かの事情によって
(騒音への苦情?)中断していたものを、昨年、40何年ぶりに
再開したものだ。
地域の人との交流を目指したゼミの活動の一環だそうだ。

とげぬき地蔵の盆踊りの中心である、坂東扇太恵先生ひきいる
つぼみの会・花の会のご婦人方が来て、学生に踊りをはじめ
着付けや太鼓やいろいろを教えてくれたそうな。


何曲目かの東京音頭を踊っていると、「す~さん」
と声がする。
え?
見ると、小学校からの同級生、利奈がいる!

住まいが近いのだそうで、facebookに転送された私のツイートを見て
来てくれたのだと言う。ギャハー!嬉しいねぇ!
たしか20代の時に新宿でやったクラス会以来。
まったく変わらぬ様子、でも中身はしっとりと四十女。
いいねぇ。

利奈は「教わらないと」とか言いつつどんどん輪に参加する。
「上野原小学校の盆踊りを思い出すー」なんて言う。
そのくせ振りをおぼえるのが早い!!!
3回しくらいやればもう手足揃っている。さすが。

私はこれまでまったく踊ったことがなかったから、
最初は人が踊っているのを見ても何をやっているのか分からなかった。
昨日の日記に書いたけれど、足を先におぼえるのだ、ということに
気付くまでにもなかなかタイヘンなものがあった。

踊り慣れている人は、和洋の境なく、うまいもんなんだなぁ、と
感心しきり。


利奈が肩から提げているバッグには、チワワのモコちゃんが
おさまっている。
利奈が踊ってたって、バッグの底から財布を引っ張り出したって、
かわらぬ様子でちんとしている。

どこにでも連れて行けるのか。
ちっこい犬も、いいなぁ。
年取ったらこれだな。


相馬盆唄がかかる。
被災地に思いを馳せ、心を込めて踊ってください、と。
そもそも祖霊の鎮魂のための盆踊りだものね。
巣鴨の相馬盆唄は振り付けがよそと違って、なかなか美しいんだ。

たくさん踊り、休憩しては懐かしい人と懐かしい話をし、
あっという間だった。
また会えるなこりゃ。

利奈は「よし、モコ、飲みに行くぞ!」と自転車で帰って行った。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« キッド・ボンオドリックが行く | トップ | キッド・ボンオドリックと地元 »

コメントを投稿

踊る阿呆」カテゴリの最新記事