犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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在宅介護

2018年07月27日 | 介護ウチのバヤイ
友人の親御さんと話していて、"いづれ娘に面倒を見てもらう"というような表現が出てきた。
自分の子が世話をしてくれる、それは当然のこと、という感じに聞こえた。

私の母は、20年くらい前には、"年を取ったら施設で生活する"と言っていた。
友人が老人マンションで仕事をしていたことも有って、そういった施設も
考慮していたようだ。
からりと翻って、家にいる。とても家にいることにこだわっている。

25年くらい前、同世代の友人が、"いづれ面倒を見てもらうためにも子どもは欲しい"
と言うのを聞いて驚いたことがある。
この一言の中に、いくつも問題が含まれていると思う。
この人は結局、子どもをなしていない。
そりゃあ、ここまではっきり言われちゃあ子どものほうで願い下げだろう。

世の中、順繰りであって、子が親の面倒を見て、その子が親になった時にはまた子に面倒を見てもらって、
という考えには与しない。
自分が親の介護を経験していない人が、自分の子に介護してもらうのはどうかと思う、
という考えは、上の順繰り論の裏返しに過ぎない。

数十年前の家族制度では、家族の規模が今と違い、家の中にもっと人が多かった。
核家族化と高齢化で、介護が一対一とか、ともするとダブル介護ということになる。
これを、家の中の問題のままにしておいたら、立ち行かない。

現在の介護保険制度が充分であるとは言わないが、
とてもありがたいといつも思う。
と、今日はおとなしく締めくくる。


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