犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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はらわた時計

2021年10月15日 | 犬と暮らす
飼い犬ウーゴくん去勢オス5歳。
早起きがひどい。

秋になり、日の出もだいぶ遅くなって5時でもまだ暗いというのに、
4時台に起きる。
なんなら3時半くらいの日も有る。

昨年の10月に引き取った。
朝、起きると私の寝ている横に来て、おすわりをして、
じーっと見て待っている。

かわいいやつ、と思ったのも、半年ほどの間だった。
今や、自分が起きると私の寝ている横に来て、おすわりをして、
お手で起こすようになった。

これで起きては起こし癖が付くと考えて、無視していると、
諦めて向こうに行って、何か床をガリガリ引っ搔く激しい音がする。
そのうち、敷物を咬みちぎる音がブチブチと聞こえてくる。

たまらずに起きると、飛んでくる。
やれやれ。



すぐに身体がおぼえる。
一度3時半起きの日が有ると、私は次の日もその次の日も3時半に目が覚めてしまう。
夏ならそれでもいいのだが、今はもう秋。



早起きしたって良いのだけれど、
すぐに散歩に連れて出るのはちょいとゴメンだ。

というのも、ウンチが見えないからだ。

犬のウンチは拾って持ち帰らなければならないが、
暗いと、見えない。

しかたないので、ライトで照らして拾うのだが、
取り残しが有りそうでイヤだ。

しかも、我が犬ウーゴくんのお気に入りの場所には、
木が生えている。
今の季節、その木の実が地面にたくさん落ちている。
直径2㎝くらいの茶色い実がコロコロ落ちているのだ。
そっくりである。
ウーゴのウンチは固めでコロコロしている。
クリソツである。
クソソツなんである。

取り残したら踏んでイヤな思いをするのは自分だ。
暗いうちに散歩に出るのは、だからイヤだ。



もう少し、ゆっくり起きてくれたら良いのだが。
もう少し寝ていてくれたら良いのだが。
目が覚めるものを眠れと言うのも無理だ。



何年か前、友人が時差ボケで困っているので、
解決策を調べたことが有る。
それを、思い出した。

体内時計がズレているのを修正する、という意味では
時差ボケ対策も、犬の早起き対策も同じなのではないか。

睡眠のことばかりに目が向く。
しかし、睡眠はコントロールしにくい。
体内リズムの中で、意識的にコントロールできることに
手を加えれば良いのだ。

自律神経は無意識に身体のバランスをコントロールするものである。
だから、意識して心臓を拍動させることも止めることもできないし、
気合で消化管を動かすこともできないし、
自分のかきたい時に汗をかいて、かきたくない時に汗を止めることもできない。
しかし、呼吸だけは、自律神経によるコントロールと意識によるコントロールの
両方を受けている。

だから、呼吸を止めたり、速い呼吸をわざとすることによって、
自律神経に働きかけることができる。

それと、似ていると思った。

睡眠をコントロールするために睡眠をいじくるのではなく、
概日リズムに関わる他の要素に働きかけるのだ。



答え。
それは、食事だ。

食事時間を現地の時間に合わせることで、
時差ボケを修正していくことができる。

なるほど、食べる時間が早ければ
ウンチが出たくなる時間が早いのも当然だ。



朝、犬が早起きで困る。

そこで、夕方の餌の時間を1時間あまり遅くしてみた。

覿面。
すぐに、犬の起床時間が変わった。
3日目には、犬は5時半になってやっと起き出してきた。
外はもうとっくに明るい。

やったぜ。
これで安心してウンチが拾えるというもんだ。
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