あらすじ ここでカムアウトしたよ。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/52070d05edf2677ddafe5136fe54b25a
昨日書いたように、カムアウトとは、
性的マイノリティが、自分のことをひた隠し、暗く狭い押入れにこもっていたのを
内側から扉を開けて、明るい外の世界に出ることだ。
自分の経験では、信頼できる友達に話す、というのが第一歩だった。
親しい友達に、自分の性について話す。
というのは、一見とても個人的なことのように見える。
しかし、それがことマイノリティをめぐる状況の中であると、
非常に社会的な行動の意味を持つ。
テレビにはたくさんのオネエが登場する。
しかし、それを見ている人のうちどれくらいが、
自分の家族が性的マイノリティであってそれを隠している、という可能性を
考えるだろうか??
一人の性的マイノリティ個人が、自分の身近な人に自分のことを明かす、
というのは、その感覚を破ることになる。
そして、そういったひとつひとつの行動が、いつか社会全体の意識を
変えていくことになる。
と、私は考えている。
そう考えているわりには、私のおおっぴらなカムアウトは遅かったけれどね。
※
ハーヴェイ・ミルクという人がいた。
ゲイとして米国ではじめて選挙に出てサンフランシスコの市政執行委員に当選した。
1977年のこと。
そして1年も務めないうちに、銃で撃ち殺されてしまう。
私はドキュメンタリー映画を二十代半ばに見た。
今回、ブログでのカムアウトの後、また見直してみた。
ゲイの教師を学校から締め出す法案を否決した選挙の
演説で、非常に力強くカムアウトをすすめている。
https://www.youtube.com/watch?v=UvZIoZNYTN8
To the gay community all over the state, my massage to you is,
so far a lot of people joined us and rejected proposition6,
and now we owe them something.
We owe them to continue the education campaign that took place.
We must destroy the myths once and for all, shut off them,
we must continue speak out and most importantly,
most importantly,
every gay person must come out.
As difficult as it is, you must tell your immediate familly.
You must tell your relatives.
You must tell your friends if indeed they are your friends.
You must tell your neighbors.
You must tell the people you work with.
You must tell the people in the stores you shop in.
And once they realize that we are indeed their children,
that we are indeed everywhere,
every myth, every lie, every innuendo will be destroyed
once and for all.
And once you do, you will feel so much better.
最も重要なことは、ひとりひとりの同性愛者がカムアウトすることだ。
たいへん難しいことではあるけれど、家族に、親戚に、
友達(ほんとに友達ならね)に、近所の人に、職場の人に、
買い物する店の人に、カムアウトしなきゃいけない。
ぼくたちが彼らの子どもであり、どこにでもいるんだ、っていうことに
一旦気付きさえすれば、
全ての伝説や嘘やいやみはいっぺんに崩壊する。
一旦やってしまえば、ぐっと気分が良くなるんだ。
※
性的マイノリティにとって、カムアウトの壁が厚く高いのは事実だけれど、
私はやってしまったので、最後の一文がよく分かる。
世界はがらりと変わった。
どうにもならないものだと思っていたことが、希望にかわった。
いつ死んでもいいと思っていたのが、ちっと長生きしたくなった。
明るい世界も、生きる希望も、あたりまえのものなのに、
今まで持っていなかったのだ。
最近は特に暗澹たる生活だったわけではないが、それでも
カムアウト前後ではまるっきり気分が違う。
ミルクは、カムアウトしづらい対象を次々に挙げている。
私もまだそんな相手には言いたくない、という項目がいろいろある。
が、最後に、励ましている言葉は、そのとおりだと私も実感している。
つづく
※
言わなくていいような相手にわざわざ言うことも無いかもしれないけれど、
言うといい相手にはどんどん言ったらいい。
どんどん身軽になるよ。
http://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/52070d05edf2677ddafe5136fe54b25a
昨日書いたように、カムアウトとは、
性的マイノリティが、自分のことをひた隠し、暗く狭い押入れにこもっていたのを
内側から扉を開けて、明るい外の世界に出ることだ。
自分の経験では、信頼できる友達に話す、というのが第一歩だった。
親しい友達に、自分の性について話す。
というのは、一見とても個人的なことのように見える。
しかし、それがことマイノリティをめぐる状況の中であると、
非常に社会的な行動の意味を持つ。
テレビにはたくさんのオネエが登場する。
しかし、それを見ている人のうちどれくらいが、
自分の家族が性的マイノリティであってそれを隠している、という可能性を
考えるだろうか??
一人の性的マイノリティ個人が、自分の身近な人に自分のことを明かす、
というのは、その感覚を破ることになる。
そして、そういったひとつひとつの行動が、いつか社会全体の意識を
変えていくことになる。
と、私は考えている。
そう考えているわりには、私のおおっぴらなカムアウトは遅かったけれどね。
※
ハーヴェイ・ミルクという人がいた。
ゲイとして米国ではじめて選挙に出てサンフランシスコの市政執行委員に当選した。
1977年のこと。
そして1年も務めないうちに、銃で撃ち殺されてしまう。
私はドキュメンタリー映画を二十代半ばに見た。
今回、ブログでのカムアウトの後、また見直してみた。
ゲイの教師を学校から締め出す法案を否決した選挙の
演説で、非常に力強くカムアウトをすすめている。
https://www.youtube.com/watch?v=UvZIoZNYTN8
To the gay community all over the state, my massage to you is,
so far a lot of people joined us and rejected proposition6,
and now we owe them something.
We owe them to continue the education campaign that took place.
We must destroy the myths once and for all, shut off them,
we must continue speak out and most importantly,
most importantly,
every gay person must come out.
As difficult as it is, you must tell your immediate familly.
You must tell your relatives.
You must tell your friends if indeed they are your friends.
You must tell your neighbors.
You must tell the people you work with.
You must tell the people in the stores you shop in.
And once they realize that we are indeed their children,
that we are indeed everywhere,
every myth, every lie, every innuendo will be destroyed
once and for all.
And once you do, you will feel so much better.
最も重要なことは、ひとりひとりの同性愛者がカムアウトすることだ。
たいへん難しいことではあるけれど、家族に、親戚に、
友達(ほんとに友達ならね)に、近所の人に、職場の人に、
買い物する店の人に、カムアウトしなきゃいけない。
ぼくたちが彼らの子どもであり、どこにでもいるんだ、っていうことに
一旦気付きさえすれば、
全ての伝説や嘘やいやみはいっぺんに崩壊する。
一旦やってしまえば、ぐっと気分が良くなるんだ。
※
性的マイノリティにとって、カムアウトの壁が厚く高いのは事実だけれど、
私はやってしまったので、最後の一文がよく分かる。
世界はがらりと変わった。
どうにもならないものだと思っていたことが、希望にかわった。
いつ死んでもいいと思っていたのが、ちっと長生きしたくなった。
明るい世界も、生きる希望も、あたりまえのものなのに、
今まで持っていなかったのだ。
最近は特に暗澹たる生活だったわけではないが、それでも
カムアウト前後ではまるっきり気分が違う。
ミルクは、カムアウトしづらい対象を次々に挙げている。
私もまだそんな相手には言いたくない、という項目がいろいろある。
が、最後に、励ましている言葉は、そのとおりだと私も実感している。
つづく
※
言わなくていいような相手にわざわざ言うことも無いかもしれないけれど、
言うといい相手にはどんどん言ったらいい。
どんどん身軽になるよ。
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