酒飲みが止まらない。
父は毎晩欠かさず酒を飲んだ。
毎晩欠かせないのは依存だ。
そして一日に2箱くらいの新生を吸った。
ニコチン依存でもある。
母は甘いものが無いと落ち着かない。
よく「ひだるい」と言っていた。
今で言う「小腹空いた」という意味である。
糖質依存だ。
まったくおとなたちはしょうがないなあ。
と思って見ながら育って、
まんまと私も酒と糖に依存している。
煙草は十年くらい吸って、やめた。
もともと、父の煙草がイヤで、
自分も吸っているとイヤさが少しマシになるので吸い始めた
という部分が有った。
風邪を引いて咳がひどくなった時に、やめることができた。
※
「第三のビール」を飲んでいる。
サッポロビールが出している「麦とホップ」という銘柄である。
安い酒に「銘柄」も無いもんだと思うかもしれないけれど、
「麦とホップ」は実に健闘している。
期間限定の味を出したりすることも有るが、
それも旨い。
しかし、そんなことする必要は無いですよと言いたいくらい、
通常版が飲める。
24缶の箱を買う。
中は6缶づつのパックに入っている。
夏場に、キャンペーンをやっていた。
牛肉が当たる。
ステーキ肉かすき焼き肉かを選べる。
ポイントシールを貯めて葉書に貼って送って応募する、
というのではない。
6缶パックの内側に、応募用葉書が印刷してあったら
それはもう当たりだ、という方式である。
いい。
「当たりが出たら」という方式はいい。
やきもきしないでいい。
結果が先に出ているのだ。
※
当たったんである。
6缶パックの紙を古紙回収に出すべく広げていたら、
応募葉書が印刷してあったんである。
わーい。
ステーキは、自分でも気が向いたら焼きそうだ。
しかし、すき焼きは滅多にやらない。ほとんどやらない。
友達と集まって鍋をやろう、という時も、
すき焼きにしようということになったことが無い。
ましてや、自分一人で鍋をつつく時に
すき焼きというのは選択肢にすら挙がらない。
こんな機会じゃなきゃ食べないだろう。
ここはすき焼きの一択である。
※
相棒のベースやまちゃんは、甘い物が好きではないので、
鍋においてもすき焼きはまず選ばない。
しかし、だからこそ、この機会に食うべし。
お誘いした。
※
人形町今半のすき焼き肉だという。
しかも400グラムだという。
大盤振る舞いだ。大丈夫かサッポロ。
届いてびっくり。
期待以上の品である。
こんな肉は初めてお目にかかった。
この世にこんな肉が有るのか。
薄切りの肉が、薄紙に挟まっている。
二つ折りになっているのをひろげる。
我が家の安もんのプラッチックのまな板は
幅が30cmあるが、
ひろげた肉はそこからはみ出た。
なんということ。
それが8枚入っていた。
これ一枚で50グラム有るってわけか。
※
あらためて、調べる。
インターネットで「すき焼き 具」と検索する。
葱、焼き豆腐、椎茸、白滝、春菊。
ですよね。
白菜、水菜、麩、うどん、餅、玉ねぎ、えのき茸、にんじん…
はっ。
笑わせる。
要らん!
こちとら400グラムのお肉様がおわしますのだ。
ザコ具は退け!!!
日頃、鶏肉をステーキにするばかりに使っている
すき焼き鍋を、本来の目的で用いる。
牛脂を引く。
溶けて無くなるヤツじゃない、ホンモノの牛脂だ。
においも味も違う。
そこへ、セットになっていた割下を少々。
ジャーーー!
そこで肉を焼く。
さっと返す。
とき卵に付けて、
ハフハフハフ
ってなもんである。
※
やまちゃんが言う。
「すき焼きが好きって人の気持ちが分かった。
おいしい肉って、こんなに味が違うんだ!」
肉の味が強い。
それでもやっぱり、すき焼きというヤツは
割下の濃さの調節が難しかった。
薄いと味気なくなってしまうし、
濃過ぎると甘過ぎて肉の味を損ねてしまう。
焼いて食う段階が一番旨かったな。
サッポロ様、ごちそう様でした。
父は毎晩欠かさず酒を飲んだ。
毎晩欠かせないのは依存だ。
そして一日に2箱くらいの新生を吸った。
ニコチン依存でもある。
母は甘いものが無いと落ち着かない。
よく「ひだるい」と言っていた。
今で言う「小腹空いた」という意味である。
糖質依存だ。
まったくおとなたちはしょうがないなあ。
と思って見ながら育って、
まんまと私も酒と糖に依存している。
煙草は十年くらい吸って、やめた。
もともと、父の煙草がイヤで、
自分も吸っているとイヤさが少しマシになるので吸い始めた
という部分が有った。
風邪を引いて咳がひどくなった時に、やめることができた。
※
「第三のビール」を飲んでいる。
サッポロビールが出している「麦とホップ」という銘柄である。
安い酒に「銘柄」も無いもんだと思うかもしれないけれど、
「麦とホップ」は実に健闘している。
期間限定の味を出したりすることも有るが、
それも旨い。
しかし、そんなことする必要は無いですよと言いたいくらい、
通常版が飲める。
24缶の箱を買う。
中は6缶づつのパックに入っている。
夏場に、キャンペーンをやっていた。
牛肉が当たる。
ステーキ肉かすき焼き肉かを選べる。
ポイントシールを貯めて葉書に貼って送って応募する、
というのではない。
6缶パックの内側に、応募用葉書が印刷してあったら
それはもう当たりだ、という方式である。
いい。
「当たりが出たら」という方式はいい。
やきもきしないでいい。
結果が先に出ているのだ。
※
当たったんである。
6缶パックの紙を古紙回収に出すべく広げていたら、
応募葉書が印刷してあったんである。
わーい。
ステーキは、自分でも気が向いたら焼きそうだ。
しかし、すき焼きは滅多にやらない。ほとんどやらない。
友達と集まって鍋をやろう、という時も、
すき焼きにしようということになったことが無い。
ましてや、自分一人で鍋をつつく時に
すき焼きというのは選択肢にすら挙がらない。
こんな機会じゃなきゃ食べないだろう。
ここはすき焼きの一択である。
※
相棒のベースやまちゃんは、甘い物が好きではないので、
鍋においてもすき焼きはまず選ばない。
しかし、だからこそ、この機会に食うべし。
お誘いした。
※
人形町今半のすき焼き肉だという。
しかも400グラムだという。
大盤振る舞いだ。大丈夫かサッポロ。
届いてびっくり。
期待以上の品である。
こんな肉は初めてお目にかかった。
この世にこんな肉が有るのか。
薄切りの肉が、薄紙に挟まっている。
二つ折りになっているのをひろげる。
我が家の安もんのプラッチックのまな板は
幅が30cmあるが、
ひろげた肉はそこからはみ出た。
なんということ。
それが8枚入っていた。
これ一枚で50グラム有るってわけか。
※
あらためて、調べる。
インターネットで「すき焼き 具」と検索する。
葱、焼き豆腐、椎茸、白滝、春菊。
ですよね。
白菜、水菜、麩、うどん、餅、玉ねぎ、えのき茸、にんじん…
はっ。
笑わせる。
要らん!
こちとら400グラムのお肉様がおわしますのだ。
ザコ具は退け!!!
日頃、鶏肉をステーキにするばかりに使っている
すき焼き鍋を、本来の目的で用いる。
牛脂を引く。
溶けて無くなるヤツじゃない、ホンモノの牛脂だ。
においも味も違う。
そこへ、セットになっていた割下を少々。
ジャーーー!
そこで肉を焼く。
さっと返す。
とき卵に付けて、
ハフハフハフ
ってなもんである。
※
やまちゃんが言う。
「すき焼きが好きって人の気持ちが分かった。
おいしい肉って、こんなに味が違うんだ!」
肉の味が強い。
それでもやっぱり、すき焼きというヤツは
割下の濃さの調節が難しかった。
薄いと味気なくなってしまうし、
濃過ぎると甘過ぎて肉の味を損ねてしまう。
焼いて食う段階が一番旨かったな。
サッポロ様、ごちそう様でした。
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