犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

ピンクのピック

2018年11月10日 | LGB&T

[あらすじ] 青森の友人の活動家へ向けて、応援歌として
中島みゆきさんの「ファイト!」を歌った。
https://youtu.be/4SQZhMonhRc

「ファイト!」の歌詞を全部は知らなかった友人Aは、
聞き始めて「す~さん、ハードな歌作ったなぁ…」と思って聞いていて、
サビに至って気付いたそうだ。
うむ。作らんよ作れんよ、こんな歌。

ひとさまの曲を演奏する際には、クレジットをしっかり表示することが
重要だと、あらためて感じ入った次第。
言わずもがな、は無い。



中島みゆき自身の人生を詳しくは知らない。
作家の個人的背景を知る必要は無い。
ただ、北海道の医者の娘で大学卒業後にデビュー、というくらいのことは
知っている。
世間を広く知っていそうな経歴ではないが、
本人もそれは承知でいる。
自分はいろんな経験をしていないから、いろんな仕事の人の話が聞きたい。
と、どこかで話していた。

ラジオ番組に寄せられる葉書が大好物なのには、
そういう理由が有るのだろう。
自分の見聞を広める手段は、探せば見つかるものだ。

そんな葉書から、いろんな所に暮らす、いろんな年齢層、いろんな性別、
いろんな仕事の人の経験談を肥やしに、
みゆき自身が構成して歌詞に仕上げている作品だ。



説明しなきゃと思っていたことを説明し忘れていたので、
恥ずかしげもなく、この自分の演奏について二度目を書いている。

演奏後に、バリトンウクレレを弾くのに使っていたピックを、
画面大きく写しているのには、理由が有る。

ナチスは、激しい差別をした。
ユダヤ人に対する数々の行いが知られているが、
その前に同じことを障害者を集めて実験している。
また、同性愛者も差別した。

ユダヤ人には、一見してユダヤ人だと分かるように、
ダビデの星の形のバッジを着けさせた。
同様に、様々な差別対象に、逆三角形のバッジを着けた。
障害者には黒、外国人や政治犯には赤、等々。
興味が有ったら自分で調べてみてください。
差別・排他主義・優生思想のカタログ見本のようなリストが見つかるだろう。

ほんで、同性愛者はピンクの逆三角形のバッジを着けさせられていた。

後年、このピンクトライアングルは、反同性愛差別の運動の印ともなった。
私が実行委員として参加した、日本初のレズビアン&ゲイパレードの時、
実行委員はこのバッジを身に着けた。

今ではすっかり6色レインボーばかりだけどね。
そんな時代もあったねと~♪

気付けば、演奏に使ったおにぎり型ピックはピンク色。
まさにピンクトライアングルじゃないか。
だから、動画の最後にピックをカメラに近付けたんだけど
近寄り過ぎてピンボケだし、画角になんとなく納まっていないし。
ちょと失敗。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 元女子と言うこと | トップ | 骨太転倒日記 »

コメントを投稿

LGB&T」カテゴリの最新記事