書名を全部書くと、長い。
開脚の女王 Eiko著 『どんなに体がかたい人でも ベターッと開脚 できるようになるすごい方法』サンマーク出版
全体で182ページの本だ。
紙幅の割り振りがすごい。
最初に、編集者がこの本を作ることにした経緯が書いてあり、
それから著者のまえがきがあり、
そして体験者(70歳前後の女性が主)の開脚姿が見開きで紹介され、(すばらしい)
本題があり、
なんと52ページから先 . . . 本文を読む
[あらすじ] 母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々、
2週間あまり前に特別養護老人ホームに入居した。
トイレや台所の扉に手指の形が現れた。
祟りか!?
いや、汚れた母のお手々で触った跡にカビが一気に育ったのだ。
荷物や届いた手紙を運んであげなければならない、
とは言え、週に2,3回は特養に行っている。
いくら車で10分でも、ちょいと頻度が高い。
特養からの電話も同じくらいの頻度 . . . 本文を読む
[あらすじ] 母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々、
2週間あまり前に特別養護老人ホームに入居した。
それまで、冷蔵庫と台所を私は自由に使えなかった。
昨年の夏に冷蔵庫を買い替えたが、母が使いやすいように、
最下段が野菜室の引き出しになっているものを選んだ。
上の扉に母が物を出し入れすると、もれなくタレがこぼれてそこから下が汚れてしまうからだ。
では上の扉を開けたメイン室を私が使っ . . . 本文を読む
数年前、近所の大きな公園で、蓮の甕からオタマジャクシを数匹掬ってきて、
池に放った。
観察などしなかった。
ある日、庭の奥から「カッカッカッカッカ」と声が聞こえた。
拾ってきたオタマが無事に成熟して鳴いているらしい。
アマガエルだったのか。
※
とある田んぼで、オタマジャクシを2匹掬ってきた。
オタマは警戒心が強い。
田んぼのわきを歩いていると、
底にもうもうと泥煙が上がって、慌てて移動した . . . 本文を読む
トイレのドアに手の指跡が有る。
確かに昨日までは無かったのに。
私はそんな所に触れていないのに。
今日になって現れた。
誰か家に入ったのか?それとも
こっちのドアにも有る!
洗面所の扉にも。
台所に通じる扉にもよく見れば指跡が。
※
そして指跡をよく見ると、
どうも立体的である。
ああ、モコモコしている。
コロニーが可視化している。
昨日までは無かった。
どうやら、汚れの付いていたところに . . . 本文を読む
[あらすじ] 母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々、
特別養護老人ホームに入居。
入居してから2週間経った。
その間、もう何回ホームに行っただろう。
週に2,3回、携帯が鳴る。
画面を見ると、特養からの電話である。
何が有ったんだろう?と、胸が騒ぐ。
おそるおそる電話に出る。
それは、
「枕が合わないので使っていた物を持って来て欲しいそうです。」とか
「歯磨きが上手にできていな . . . 本文を読む
スーパーに買い物に行く時には、なるべくポリ袋を持って行くようにしていた。マイバッグも持っている。いくつか持っている。しかしなかなか習慣化しない。買い物に行く時には、何を買うかメモしていくのだが、行ってみると買い徳品が有ったり、思い出す物が有ったりして、予定より増えたりする。私は極力身軽に手ぶらでいたいので、マイバッグすら邪魔だ。畳めばポケットに3,4枚入るポリ袋は便利だ。濡れてもかまわないし、汚れ . . . 本文を読む
[あらすじ] 田んぼが好き。
自宅から1㎞ほど、ハケ(国分寺崖線)の急坂を降ったところに、田んぼがある。
子どもの頃はずーっと見通す限り田んぼだった。
夜になるとアマガエルの大合唱が聞こえてくる日も有った。
しかし、あちこち埋め立てられ、
30年あまり前に小学校が建ったり、
道路の向こうの田んぼは畑になってしまったり、
宅地ができたりして、かなり減ってしまった。
それでも、いくつかの田が残って . . . 本文を読む
[あらすじ] 庭に亡父の作った1坪ほどの大きさの四角い池が有る。
ほったらかしである。
池のすぐわきに、十年ほど前にタラの木を植えた。
春にタラの芽をタラふく食べるためだ。
タラの葉は、大きい。
一見、枝から小枝が分かれて小さい葉がたくさん並んでいるように見えるが、
羽状複葉と呼ばれる大きな一枚の葉である。
この葉が、池に落ちる。
朽葉が池の水を肥やす。
栄養の豊富過ぎる水は緑に濁る。
一昨 . . . 本文を読む
[あらまし] 母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々、
一週間前に特別養護老人ホームに入居した。
台所を母が自由に使うと危険だし、
母の生活がスムーズであるために使っていた物が多かった。
全くのところ、台所から私は撤退し、母の生活の場所としていた。
冷蔵庫に食材を見付けると、母が加熱調理してしまう。
見たらしたくなる。
包丁も火も危ない。
本人も危ないが、犬や家が危険にさらされる。 . . . 本文を読む
[あらまし] 母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々、
一週間ほど前に特別養護老人ホームに入居した。
※
家の中のあちこちに、貼り紙が有る。
ヘルパーさんや訪問介護や訪問看護が入るので、
その人たちへ向けたものと誤解されがちだった。
すみません。
同居していた母のためのものだった。
貼らないと忘れる。
忘れるというか、混乱する。
どうするのが良かったのか、分からなくなってしまう . . . 本文を読む
[あらまし] 飼い犬ジーロくん去勢オス14歳11ヶ月1週慢性腎不全たまに癲癇発作。
都知事選挙の投票から帰宅すると、
犬の声が聞こえた。
寝ている隙に出かけたのだが、目を覚ましたようだ。
駆け付けると、自力で起き上がれなくて困っている。
手を貸してやると、起き上がって立つことができる。
※
寝た姿勢と立った姿勢の切り替えが難しいらしい。
つまり、起き上がれないだけでなく、寝るのも苦手なのだ。 . . . 本文を読む
[あらまし] 母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々、
一週間前に特別養護老人ホームに入居した。
デイサービスのスタッフにも恵まれた、と思う。
実際にデイの場に行ったことも有るが、
持たせるのを忘れた薬を届けに行ったくらいで、
本人がどのように過ごして、他の利用者とどのように関わって、
スタッフさんにどのように接してもらっているか、などということを
見ることは無かった。
しかし、朝 . . . 本文を読む
[あらまし] 母85歳パーキンソン病要介護2認知症状少々、
数日前に特別養護老人ホームに入居した。
四点杖をレンタルしていたが、返却せねば。
電話をすると、「レンタル落ちとして購入していただく、という方法も有ります。」と言う。
室内では、手すりの無い場所は家具などを伝い歩きする補助として杖を使っていた。
しかし、施設であれば、充分なスペースが有る(余計な私物が無い)ので、
室内の移動もシルバー . . . 本文を読む
[あらすじ] 母87歳パーキンソン病ヤール4要介護5認知症状少々、
数日前に特別養護老人ホームに入居した。
後から時計を見たら、12時半頃のことだった。
自室で寝ていたら、階下の玄関から物音が聞こえる。
母の意外に明朗な「ありがとうございました。」という声も続いた。
一体どういうことだ。
何か有ったのか。
何が有ったのか。
ホームのスタッフに送って来てもらったのか。
ならば、携帯に着信が有った . . . 本文を読む