2023年3月17日
柴又帝釈天(経栄山題経寺)
東京都葛飾区柴又
寛永6年(1629年)の創建で、正式名は経栄山題経寺(きょうえいざんだいきょうじ)。宗祖・日蓮自らが彫ったという帝釈天を祀っていることから、「柴又帝釈天」の名で親しまれています。
▼二天門
明治29年(1896年)の建立。入母屋造瓦葺の楼門(2階建て門)で、屋根には唐破風と千鳥破風を付す。柱上の貫などには浮き彫りの装飾彫刻を施す。初層左右には四天王のうちの増長天および広目天の二天を安置し、門の名はこれに由来する。柴又帝釈天の二天像は平安時代の作と思われ、門の建立時に同じ日蓮宗の妙国寺(大阪府堺市)から柴又帝釈天へ寄贈されたものである。
▼二天門と大鐘楼堂
▼大鐘楼堂
▼帝釈堂(開山堂)
柴又帝釈天の中では、江戸末期に建立された最古の建築であり、文化文政の建築様式が見られる貴重な建物です。奈良時代作という釈迦如来立像と、開山日栄、中興の祖日敬の木像を安置する。
瑞龍松
高さ約12メートル・樹齢およそ500年の古木。10メートル以上ある枝を帝釈堂の前に大きく広げる姿が、まるで一匹の龍がそこに横たわっているように見えることから、その名が付いた。
▼祖師堂
帝釈堂の向かって右に建つ。帝釈堂と同様、入母屋造の拝殿と内殿が前後に並んで建つ。元はこちらが日蓮宗寺院として柴又帝釈天 題経寺の本来の本堂でした。
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