2022年6月23日 京都府
高台寺
京都市東山区下河原町526
豊臣秀吉の正室、北政所が夫の菩提を弔うために創建。小堀遠州作、国指定名勝の庭園をはじめ、重要文化財に指定されている開山堂・観月台・傘亭・時雨亭が残っている。また、霊屋内部の高台寺蒔絵が有名。
▼台所坂
台所坂はねね、つまりは北政所(高台院)が居所(現・圓徳院)から秀吉の菩提を弔うため高台寺に通った道だとしています。
▼台所門
▼庫裏
▼方丈
1912年(大正元年)に再建された建物です。庫裏の東側に位置しています。創建当初の方丈は、文禄の役後に伏見城にあった建物を移築したもの。
方丈の玄関部分
坪庭
▼方丈前庭
勅使門
1912年(大正元年)に方丈とともに再建された門で、方丈の南正面に位置しています。
開山堂
▼中門を抜け開山堂へ
開山堂は1605年(慶長10年)に建築され、高台寺の創建当初から残る建物で、入母屋造本瓦葺きの禅宗様の仏堂です。国の重要文化財に指定されています。元々は、北政所の持仏堂だった建物。
▼開山堂と臥龍廊
臥龍廊は臥龍池(がりょういけ)の上を通り、霊屋(おたまや)と開山堂を結ぶ全長約60メートルの屋根付きの廊下・階段です。臥龍廊は龍の背に似ているところから名付けられました。
観月台(かんげつだい)は、書院と開山堂を結ぶ臥龍廊の途中にある小規模な唐破風屋根の建築物です。この観月台から北政所は亡き夫 豊臣秀吉を偲びながら月を眺めたと伝えられています。
▼霊屋 重要文化財
霊屋(おたまや)には、秀吉と北政所の坐像が安置されている。霊屋内部の高台寺蒔絵が有名。
▼ 蒔絵 (注)高台寺HPから
▼傘亭(かさてい)重要文化財
宝形造茅葺きで、天井は竹で組まれ、その形が唐傘に似ている所から傘亭の名が付けられています。傘亭は、伏見城から移築したとされている。
▼時雨亭 重要文化財
この建物は、2階建ての茶室で、2階南側の上段の間吹き放しとなっています。傘亭と同様に伏見城からの移築とされている。
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