2016年7月5日 群馬県
水澤観世音
群馬県渋川市伊香保町水沢
坂東三十三番札所中、第十六番水澤観世音は1300有余年の昔、推古天皇、持統天皇の勅願により、高麗の高僧恵灌僧上の開基にして、国司高光中将公の創建。境内の中心にある本堂は、本尊千手観世音菩薩を安置。また六角二重塔は地蔵堂、六角堂とも呼ばれ、六地蔵尊を安置し元禄時代に建立された。坂東十六番札所五徳山水澤観世音で有名 水澤観音ホームページ
▼六角堂
六角堂は、天明七年(1787年)に竣工された銅板瓦棒葺の造りで、我が国に於ける地蔵尊信仰の代表的建築物です。
内部にある回転する六地蔵尊は、全国的にみても非常に珍しいものです。地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間界、天人界の六道を守る地蔵尊を祀り、六道輪廻の相を表しております。また、この二階には大日如来が安置されております。水澤観音ホームページ
▼本堂
境内の建物の中心で、本尊十一面千手観世音菩薩を安置しております。本尊十一面千手観世音菩薩は古来融通観世音として知られ、衆生の一切の願 を融通し、救いの手を差しのべて下さいます。建物は六角堂と同じく、天明七年の竣工で、すべての彫刻は掘り抜きとなっております。伊香保姫の御持仏であった本尊 十一面千手観世音菩薩は、当山の秘仏となっており、ご開帳はされておりません。水澤観音ホームページ
天井画
▲六角堂と本堂
▼仁王門
参道より登っていくと、仁王門があり、仁王尊と風神・雷神が祀られています。また、極彩色の楼門の上には、釈迦三尊(釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩)が安置されております。建物は、天明七年(1787)に竣工されたもので、間口三間・奥行き二間の「平板銅板葺き重層入り母屋造り」となっています。
▲天井画
cosmophantom
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