2023年6月14日 栃木県
日光東照宮2023
栃木県日光市
日光東照宮は、元和(げんな)3年(1617)徳川初代将軍徳川家康公を御祭神におまつりした神社です。家康公は、元和2年4月17日駿府城(静岡県静岡市)で75歳の生涯を終えられ、直ちに久能山に神葬されました。そして御遺言により、一年後の元和3年4月15日、久能山より現在の地に移されおまつりされました。正遷宮は、同年4月17日二代将軍秀忠公をはじめ公武参列のもと厳粛に行われ、ここに東照社として鎮座しました。その後正保(しょうほ)2年(1645)宮号を賜り、東照宮と呼ばれるようになりました。 尚、現在のおもな社殿群は、三代将軍家光公によって、寛永(かんえい)13年(1636)に造替されたものです。
▼石鳥居 重要文化財
ご鎮座翌年の元和4年(1618)、九州筑前(福岡県)藩主黒田長政公によって奉納されました。
▼五重塔 重要文化財
慶安3年(1650)若狭の国(福井県)小浜藩主酒井忠勝公によって奉納されました。
▼表門 重要文化財
東照宮最初の門で、左右に仁王像が安置されているところから仁王門とも呼ばれています。
▼神厩舎 重要文化財
ご神馬をつなぐ厩(うまや)です。昔から猿が馬を守るとされているところから、長押上には猿の彫刻が8面あり、人間の一生が風刺されています。中でも「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻が有名です。
▼三神庫 重要文化財
上神庫・中神庫・下神庫を総称して三神庫と言い、この中には春秋渡御祭「百物揃千人武者行列」で使用される馬具や装束類が収められています。また、上神庫の屋根下には「想像の象」(狩野探幽下絵)の大きな彫刻がほどこされています。
▼御水舎 重要文化財
水盤は元和4年(1618)九州佐賀藩主鍋島勝茂公によって奉納されました。
▼鉄燈籠(南蛮鉄燈籠) 重要文化財
仙台藩主伊達政宗より奉納。
▼輪蔵(経蔵)
▼廻廊 国宝
陽明門の左右に延びる建物で、外壁には我が国最大級の花鳥の彫刻が飾られています。いずれも一枚板の透かし彫りには、極彩色がほどこされています。
▼ 陽明門と鐘楼
▼陽明門 国宝
日本を代表する最も美しい門で、宮中正門の名をいただいたと伝えられています。いつまで見ていても見飽きないところから「日暮の門」ともよばれ、故事逸話や子供の遊び、聖人賢人など500以上の彫刻がほどこされています。
▼鼓楼
▼鐘楼
▼唐門 国宝
全体が胡粉(ごふん)で白く塗られ、「許由と巣父(きょゆうとそうほ)」や「舜帝朝見の儀(しゅんていちょうけんのぎ)」など細かい彫刻がほどこされています。
▼神輿舎 重要文化財
春秋渡御祭(5月18日、10月17日)に使われる、三基の神輿(みこし)が納められています。
▼眠り猫 国宝
左甚五郎作と伝えられています。牡丹の花に囲まれ日の光を浴び、うたたねをしているところから「日光」に因んで彫られたとも言われています。これより奥宮に通じます。
眠り猫の裏 二羽の雀
奥宮へ
奥社
拝殿・鋳抜門(いぬきもん)・御宝塔からなる御祭神のお墓所です。
▼奥社拝殿 重要文化財
▼唐門(鋳抜門) 重要文化財
▼奥宮宝塔(御墓所)重要文化財
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