2022年6月23日 京都府
建仁寺
京都府京都市東山区大和大路四条下ル小松町584
臨済宗建仁寺派の大本山。1202年(建仁2)栄西禅師が建立した京都最初の禅寺。1586年(天正14)ごろ、安国寺恵瓊により再興され、五山第3位の格式を持った。勅使門(重文)は、銅板葺、切妻造りの四脚門で、扉に矢痕があるところから矢の根門とも呼ばれる。方丈(重文)は、柿葺、単層入母屋造で、1599年(慶長4年)に安芸の安国寺から移築した。白砂を敷きつめた枯山水庭園がある。俵屋宗達作の風神雷神図(国宝)は有名。法堂天井には畳108枚分の大双龍図が完成。
建立:1202(建仁2)年
▼勅使門 重要文化財
銅板葺切妻造の四脚門で鎌倉時代後期の遺構を今に伝えています。柱や扉に戦乱の矢の痕があることから「矢の根門」または「矢立門」と呼ばれています。
▼三門
三門は、1923年(大正12年)に静岡県浜名郡雄踏町(現 浜松市)の安寧寺から移築された、江戸時代末期に建築された入母屋造り・本瓦葺きの楼門です。「御所を望む楼閣」という意味で「望闕楼」と名付けられています。
▼法堂
建仁寺の法堂(はっとう)は、仏殿(本尊を安置する堂)と法堂(講堂にあたる)を兼ねるもので、1765年(明和2年)に建立されました。五間四間、一重、裳階付きの禅宗様仏殿建築です。法堂内部の正面須弥壇には本尊 釈迦如来座像と脇侍 迦葉尊者像・阿難尊者像(いずれも釈迦の十大弟子)が祀られています。また天井には、2002年(平成14年)に建仁寺創建800年記念事業の一環として描かれた小泉淳作の「双龍の絵」(双龍図)があります。京都府指定文化財となっています。
▼双龍図(天井画)
▼方丈
室町時代の建物(禅宗方丈建築)で、1599年(慶長4年)に安国寺恵瓊(あんこくじ えけい、毛利氏の外交僧)が、安芸(広島県)の安国寺(現 不動院(広島市))から建仁寺に移築した建物です。国の重要文化財に指定されています。
雲龍図襖
▼風神雷神(高精細複製品)
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