豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

イチロー選手からイチローさんへ…北斗市

2019-03-22 17:53:21 | ファース本部

イチロー選手は、東京ドームのマリナーズとアスレチックス戦後に引退会見を行いました。
8回裏イチロー選手は右翼の守備位置に向かい、他の選手はフィールドには向かいません。
他の選手は、イチロー選手がしっかりと守備位置につく事を確認したかったのです。

この時はじめて場内アナウンサーは、いま何が起きたかを理解し、このあこがれのスターだったイチロー選手が、試合から退場することを日本語で説明したといいます。
観衆が立ち上がり歓声を上げる中をイチロー選手は、ゆっくりとダグアウトに戻りました。

シアトル・タイムズ紙の同行記者は「イチロー、東京でのマリナーズ最後の試合後に引退を発表」との見出しで報じたそうです。
記事は「彼はさよならを言うために母国に戻るのを待っていた」と切り出し、「傑出した存在からスター、そしてあこがれの的、やがて日本野球史で最高の選手となり、初の殿堂入りを確実なものへと昇華させた。
28シーズンにわたる輝かしいキャリアを残し、イチロー選手は、人生という定義そのものだった野球から去ることになる」と伝えたそうです。

イチロー選手がマリナーズの選手の一人一人と抱き合うため、ダウアウトを出るしばらくの時間、相手のアスレチックスの選手は立ち上がり拍手を送っていたと云います。
それは現場に居合わせたものでしか体験できない感動的な瞬間だったとも報じています。

その後の記者会見では、どのような質問にもしっかりと自分の思考を述べておりました。
「監督にはならいのか」との質問には、「人徳がないから監督にはなれません」と話しておりました。
しかし人徳のない人は、ここまで素晴らしい感動をひとに与える事などできません。
これからの選手以外のイチローさんも、とても魅力的な存在となるヒトだと思います。

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