旅日記

旅の記録と紀行文を紹介する事でしょう。
写真は私が撮影したものを使用しています。

ラベンダー紀行 小樽→札幌

2004-08-13 05:15:18 | ラベンダー紀行
函館本線 普通 121M列車 (小樽)

今日は帯広まで行くつもりである。小樽から帯広までは254キロ、運賃は4,620円だが、特別企画乗車券「一日散歩きっぷ」(2,040円)を購入してみる。この切符は帯広の手前の新得までが有効だが、新得-帯広の乗車券(810円)を別に購入しても安い。途中で立ち寄るつもりの夕張へも有効なので都合がよい。

自動改札機に切符を通して、プラットフォームにむかう。今回の旅は鉄道の旅でもある。出発を待つ札幌行の列車は711系。ボックス席で窓も開く、国鉄時代からの電車で、扇風機のカバーにはJNRのマークも見られる。北海道で最初に乗る列車として相応しい。街頭の寒暖計が摂氏17度であったので、窓は控えめに開けた。

5時41分に小樽を発車。南小樽、小樽築港と小樽の街を走って行く。港には「ゆうかり」が見える。小樽築港を出て、トンネルの抜けると、列車は海岸沿いに敷かれた線路の上を走る。複線だが列車の走っている下り線は、本当に海(石狩湾)に寄り添っている。小樽-札幌の都市間でこの景色が堪能できるのだ。瀬戸内海と違い、砂浜ではなく、石がゴロゴロしている。早朝で曇り空なので寂しい風景でもある。写真を撮りたいが、列車は走っているし、充分な明るさではないので、撮影は諦める。銭函まで海沿いの車窓は続いた。

札幌市内に入り、乗客も増えてきた。窓も開けてはいられない。新興住宅地も見える。札幌運転所のある稲穂を過ぎる。そして札幌に到着した夜行列車の回送が上り線を次々とすれ違っていく。これらの列車で道東や道北に出掛けたくなる。左手に札沼線と札幌競馬場を見て桑園を過ぎれば、JRタワーのある札幌駅に6時28分到着した。 (つづく)
北海道旅客鉄道(JR北海道) http://www.jrhokkaido.co.jp/