35周年特別企画第二弾がこの最新アルバムです。
35年経ってすっかり貫禄たっぷりのお姿に…
特別ゲストとして小室等がコーラス、編曲等二曲に参加。
もともと小室ファンの浩子さん、「本格デビュー」前だったかと思いますが、
一時期彼のバックバンドにピアニストとして参加してもいたようです。
一番の話題は中島みゆきが詩を提供した雪虫 Whisperが納められていること。
意外にも中島とのコラボレーションはこれが初めてみたいですよ。
私が気に入ったのは、彼女らしい摩訶不思議世界が展開するまもるくん。
ゲストの岩男潤子らの可愛らしいコーラスもいい。
歌劇風力作、終電座を聞いてあのウルトラQの名作エピソード あけてくれ!
を彷彿したのは私だけでしょうか? (間違いなく、あんただけだよ)
日本海よ私を彼の地へ連れてゆけ!!
そしてラストが雪虫。Aメロはそんなにいいとは思わなかったけど、
サビは浩子節全開、詩の世界も相まって、酔って聞いていたとはいえ、
思わず涙をこぼしてしまいました。
アルバム全体の出来は絶品というほどではないかもしれませんが、
つぼを押さえた曲作りはさすが手馴れたもの、もう少し聞き込んでみます。
♪ 私に見える冬がある
私に見えない冬がある
それをあなたが指し示す
あなたに見える雪がある
あなたに見えない雪がある
それを私が受けとめる
補いあってゆけるなら 2人歩きは悪くない
なのにあなたを補える誰かを知って 私泣く
私の勇気は雪虫で
私の自信は雪虫で
有か無きかの夕間暮れ
それでもどうか傍らに 私を置いてくれたなら
ある日敢えなく飛ばされて 風を知らせてあげるのに