旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

岡林信康・デビュー40周年記念復刻シリーズ~狂い咲き

2008-12-23 20:52:50 | 歌は世につれ


一方こちらは徹底した復刻をうたった岡林信康さんのシリーズ。
1971年発売のライブ3枚組で、当時の代表曲がほぼ網羅された作品です。

私が彼のCD(LPも含め)を購入するのは初めてなので、比較はできないんですが、
ジャケット、歌詞カード、封入されたポスターまで復刻に強いこだわりを
もって作成されたようで、ファンには納得の一品ではないでしょうか?
(ただしそのため、歌詞カードは小さくてとても見づらいんですが…)
音もリマスターされているのがうれしいですよね。

岡林信康さんの個人的な思い出話を始めるとかなり長くなりそうなので、
それはいつかに譲るとして、楽曲では本当に久しぶりに「手紙」が聞けたのが
うれしかった(超A級放送禁止歌ですからね)。また、前回のCD化の際にはカット
されたという「ヘライデ」も強烈!逆に今回よく収録されたな~って感じの歌詞です。
(あっと!今日は天皇誕生日でしたよね、これはまったくの偶然…)

私が同時体験して聞いた岡林と言えば、CMとタイアップされてTVでよく流れていた
「グッバイ・マイ・ダーリン」とか、ピンクレディのSOSを皮肉った「新説・SOS」
なんかの頃なんですが、もう少し聞き込んで気に入ったら、
この当時の他の作品に手を出すかもしれませんね。


*これも前回買いました。今回ショップでは、さらに多くの岡林作品が再CD化されて
  発売されていました。ライブだけでもかなりの枚数発表してるんですね。
  今度は、“はっぴいえんど”がバックのを買ってみるかな?
  (狂い咲きは“柳田ヒログループ”がバックを務めています)

*NHK・BSで、黒澤明映画特集を放映中。これまで黒澤作品をちゃんと
  見たことなかったので、今回こそしっかり見ようと、ハードディスクを整理、
  空きをたっぷり作って録画中です。問題は見る時間がないことなんだよな。

  年末は特別企画が目白押し、「フルスイング」の一括再放映の第一話を見て、
  さっそくもらい泣きしていた私です。今後も厳しい日程が続きますが、
  「仕事できるよろこび」を無理やり噛みしめながら、働かせていただくとしますか。
 




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谷山浩子~ソロライブツアー・2008

2008-12-23 14:00:32 | 歌は世につれ


ここ何年か「見たい、見たい」と思い続けていた谷山浩子さんのライブに
ようやく行くことができました。このところ大阪でのライブはなぜかいつも12月…
わたくし12月は仕事が忙しく、心身ともにかなりのお疲れ状態、なかなか
お出かけ気分にはなれず、毎年見送ってきたんですが、今回やっと実現しました。

でも、休み等本当に行けるかどうかを見極めるまで時間がかかり、
チケットの購入が遅れ二階席、ちょっとがっかりでしたが、小さなホールは
「すべてS席」状態、心配は杞憂、フェニックス・ホールは、とても音響のいい
おしゃれなホールでしたよ。

ソロライブ(弾き語り)の時は演奏曲を当日決めるんだそうです。普通は
ツアー前に発売された最新曲を中心にやるもんですがね。それで、最新アルバム
「タマで弾き語り」からは、ねこねこでんわ冬の果実~グレアム~ の二曲が
披露されたのみ。「今日はあまり代表曲は出てきませんよ」と最初にMCが
あったんですが、このブログとは少し相性が良かったようで、すでにご紹介済みの
てんぷら★サンライズひとりでお帰りまもるくん、などが歌われました。
「天王寺」をキーワードに鳥羽から天王寺まで紀勢本線を鈍行で旅した時に
テングサの唄 が出来たとの話が披露されましたが、残念ながらこの曲は
話が出ただけで演奏されず。珍しく南紀を舞台に作られた歌だけに
私としては歌ってほしかったんですがね~。

手島葵さんに提供したナナカマド という歌からコンサートは始りましたが、
最初すごい緊張感。ホールの防音性がすごく高くて、無音の時には
「シーン」と静まり返り、それがよけいに拍車をかけます。「できるだけリラックスして
聞いて下さい」と浩子さんのMCでしたが、それが完全にほぐれたのは
会場がいったん明るくなって「リクエスト・コーナー」が始まってからかな?
その中でまっくら森の歌 とそのパロディソング、動画サイトで人気のなっとく森の歌
(まっくら~自体がかなりシュールな詩の世界なので、なっとく~方が実はより
普通の歌ですが)が作者本人からリクエストされ、それに浩子さんがこたえたのが、
一番このコーナーが盛り上がった時でした。

休憩をはさみましたが、特に再開を告げるアナウンスもなく、まだみんな席に
戻っていない時に浩子さんが突然再登場、「お正月」など適当にピアノ演奏を
始めました。最後は中島みゆきさんの「ホームにて」。「いい歌だよね」と
一部歌詞までくちずさんでましたが、谷山版「ホームにて」の完全版を聞きたいなと
思ったのは私だけではなかったことでしょう。

「時間が押しているとしかられました」とのMCで二部がスタート、曲は
NHK・みんなのうたで取り上げられた恋するニワトリ でした。元々用意していた
話に加え、突然思いついたらしい話が始るとつい長くなってしまっていたからね。
海千山千がわんさかの「フォーク系歌手」の中では、特別話術に長けた方では
ないかもしれませんが、そこは長年の経験のたまもの、うまく舞台を盛り上げ、
すすめられていきます。

ピアノ一台のみでの演奏ですが、アルバムと同等、あるいは時にはそれ以上の
迫力、説得力ある仕上がりを見せる演奏曲の数々。シンガー・谷山浩子の
魅力を堪能できたステージでしたが、その実力は、ライブ形式のベストアルバム
「Memories」や先の「タマで~」などでも確認することができます。

最後は由紀さおり・安田祥子姉妹に書き下ろしたさよならのかわりに
アンコールは「どれにするか迷いました」と前置きして、彼女お得意の猫歌のひとつ
猫が行く でした。その時、背後のカーテンが上がり始めると、眼下には御堂筋の
途切れることない車の流れ、驚きました! こんな窓際にホールがあったんですね。
拍手は鳴りやみませんでしたが、時間が押していたことも災いしてか、
残念ながらこれですべてのプログラムが終了です。

心残りなのは、「読むのを楽しみにしているので」というアンケートを書けずに
帰ったこと。コンサートが終わったのが21時近く。梅田から自宅までざっと
2時間で帰宅が23時、明日は仕事。少しでも早く帰りたかったんですよね。
この用紙はこのまま取っておいて、次回ぜひとも機会を作って、その時
提出したいと思っています。


*以上、19日(金)の出来事でした。


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