新着フォトチャンネルのお知らせです。美瑛の宿「山荘ゆずりは」さんの庭で撮影した
「ハーブガーデン・インセクト」シリーズ第四弾。今回は滞在期間が長かったこともあり、
撮影機会が計6日あって、量が多いので、そのうちの6月分(17、24日)をパート1に、
7月分(3,19,27,30日)をパート2に振り分けました。「虫嫌い」の方も、「虫愛でる姫君」も、
花の美しさに免じて、お時間のある時にじっくりご覧いただけたら幸いです。
約一ヵ月半におよぶ長丁場、咲いている花も、現れる虫たちの面子も移ろいます。原則全て
撮影順ですから、その移り変わりを楽しんでいただくと同時に、今回の見所のひとつに、
6月24日の雨上がりの撮影セッションがあります。
雨が上がった後、急に天気が回復して、強い日差しに水滴がきらきら反射しとてもきれいでした。
そのいいライティングを活かして虫を撮影したいところ、こちらの思うような場所で虫はポーズを
とってくれないので、たくさんシャッターを切った割には成果は伴いませんでしたが、なにもない
晴天時よりは光の反射がいい効果となったものもいくつかあります。
まあ、この日に限らず、虫たちはこちらの都合どおりにはじっとしていてはくれず、加えて、
こちらもこらえ性のない人間で、忍耐弱いのですから、そうそう傑作が撮れるわけではなくて、
「数撃ちゃ当たる」精神で、これからも機会あるごとに撮り続けるしかないのであります。
♪ あなたに逢えない 時間が流れる
数えきれないほどの 時間 時間 時間の粒は
ガラスに並んで ころがる雨粒
あなたのいない世界中が
モノクロームの水の中
○○○○無色の 水玉時間
誰か色をつけて とても こわい 色がないから
あなたに逢えない 水玉時間
まるでこのまま 永遠に
終わらないような気がしてくる
何を見ても 淋しくて
指の先で なぞるだけ
初めてあなたを見た それからずっと雨降り
世界は 色のない水玉を 描きつづける
あなたに逢えない
○○○○無色の 水玉時間
わたしの指をなめる 「眠れ 眠れ」わたしは眠る
眠りの中にも あなたいないわ
どこへ逃げたの どこにいるの
いいえ ほんとは わかっているの
あなたはすぐそこにいて 笑ってるわ
友だちの顔して
やさしくて 何気ない そのほほえみが
わたしに見えない
見たくないだけなの
あなたに逢えない 時間が流れる
数えきれないほどの 時間 時間 時間の粒は
ガラスに並んで ころがる雨粒
あなたのいない世界中が
モノクロームの水の中
○○○○無色の 水玉時間
誰か色をつけて
(水玉時間/詩:谷山浩子)