不良定年とよばれて

嵐山光三郎さんの「不良定年」を読み返しました。「善良な老人にならなくていい」との
教えを守り、私もできる限り不良精神を抱いて老後を楽しめたらと思います。

それにしても、外出を自粛しなければならない昨今の状況は厳しいよねえ。私は、引きこもるのは
あまり苦にならないほうだと思ってはいたけれど、さすがにそれなりにメリハリはつけたいですわ。
嵐山さん言うところの「蒸発的快楽旅行」を、少なくとも１０年、できたらあと１５年くらい
（財力、体力、気力がそこまで持ちそうにないか）は続けたいと思っているのに、今現在はと言うと、
その後いよいよにっちもさっちもいかなくなって、どこへも出かけられなくなった状況だもんね。

その予行練習だと思って、日々の過ごし方を工夫してみたりするけれど、三密を避け続けるのは
並大抵じゃあできないですよ。期間を限定ならまだしも、先が見えないのはかなりつらい。
頼みの図書館にもあまり近寄らないほうがいいでしょうしね。手持ちの本を読み直すいい機会
だとは思いながら、できたらこれまで読んだことのない作品にも触れたいところです。


　　　

体調は１００％ではないものの、でもまあどうにか不自由なく動けるようにはなってきて、
４月１日をＸデーとして旅立つ用意もほぼできていました。しかしながらこのご時世に
漫遊旅行はいかがなものかと自粛。それでも未練がましく旅装は解かず、どうにか期間を
短縮してでも出かけられないかと様子をうかがっていましたが、事態は悪くなる一方
でしたからねえ。じれったい、じれったい。

さすがにいつまでも荷物を家中に広げたままにはできず、日々少しずつ片付け始め、
すべてをしまい込んだその日に弘前公園の今季の完全閉鎖を知り、あきらめがつきました。
今月は仕方ないとして、ＧＷ明けにはもうちょっとどうにかなってるんやろねえ。
頼んまっせ！！