読んだことすらも記憶から忘れ去られていた本を発見したので、再び読んでみようかと思います。
写真のなぎら健壱著「日本フォーク私的大全」がそれです。でもたしかブログで紹介したこと
あったような気がして検索してみたら、やっぱりありましたわ(前の記事)。2008年の
掲載ですから、12年前になるんですね。
取り上げられているフォーク歌手は、私からすると、ひとつかふたつくらい上の世代の人たちが
熱狂した方々なので、ややなじみが薄いのも事実です。でも、代表曲くらいはいずれも知っている
大御所の皆さんですからねえ。再読したら、内容など思い出すのかしら…
前回はまだ勤め人時代で、忙しない最中に読んだことでしょうし、今回は立ち位置が違っているので、
じっくりと向き合えて読めるかもしれません。
ところで今回、上記の日本フォーク~を見つけたのは、最近チマチマ進めている部屋の
整理整頓の一環で、押し入れの奥に仕舞い込んである、文庫本を入れた数個のプラケースを
取り出したことがきっかけでした。ケースに入れている乾燥剤を天日干しして能力を回復させ、
かつ、押し入れの奥にまで風を通すことが目的でした。その際に、前にご紹介した弓月光さんの
「出発シンコー!」が、このあたりからひょっこり出てはこないかと少し探してみたのが
事の発端だったのです(結局見つかりませんでしたが)。
江戸川乱歩、手塚治虫さんの文庫全集をそろえたこともあり文庫サイズの本がたくさんあって、
それをまとめて収納するためにプラケースを購入、押し入れの奥深く押し込んだのでした。
それはそれで、本の整理という目的ではひとまず成功したものの、本を収めたケースは
ことのほか重く、いったん奥に入れたら、そうおいそれと取り出すことが難しくなりました。
その手前の物品をどかす手間もありますしね。
滅多に取り出さないので再読もままならず、そのうち何をしまっているのかもわからなくなって、
それでブラックボックス化しつつあったんですね。プラケースはこの半分くらいのサイズのを
再購入して入れ直さないと、今でもいい加減重いのに、この先さらに老いたときには、
自分で動かせなくなること間違いないでしょう。
そして押し入れでなく、もう少し手の届きやすい場所に置ければなおいいのでしょうけど、
そのスペースがあるようなら苦労はしてませんよねえ。紙の媒体はやっぱり重いしかさばるから、
今時電子メディアが重宝されるのわかる気もするんよねえ、こうなると。
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