一回目のアンコールは『あかり』。音楽劇の中で童話作家のアンデルセンを励ますために
使われた歌で、詩、曲共に完成度の高いバラードです。
そして二回目のアンコール。歌詞カードがいっぱい詰まったバインダーを持参しての
再登場。「どの曲をやろうかな~」って感じでしたが、やはり北国らしい曲をということで、
『雪虫』にあっさり決定。
中島みゆきさんとの合作で、浩子さんの曲が先にあって、それにみゆきさんが
詩をつけたんだそうです。私はてっきり逆だと思っていたんだけど…
心にしみこむようなラブ・バラードが、今回のコンサートのラストでした。
17:00開演、終わったのが19:50頃、途中の休憩を除いても、2時間40分くらい
やっていたことになります。私の場合、大阪の会場が一番近いわけですが、
終わってから帰宅するとかなり遅い時間になってしまうし、明日が出勤だと
できるだけ早めに戻りたい…ちょっと気ぜわしいんですよね。ですから、今後も
いっそのこと、今回のように会場近くに宿を構えて、旅行気分で訪れるのもアリだなと
思いました。札幌市内を散策したり、ましてや宿泊したりなんてのはいつ以来か
わからないほどでしたから、ちょっと新鮮、気分転換。
コンサートの感想などを書くアンケート用紙が毎度用意されていて、これに記入したものは
確実に浩子さんが読んでくださるようで、熱心にアンケートに答えるファンの姿が終了後に
多く見受けられるのも谷山浩子コンサートの特色の一つであります。
私は走り書き程度で恐縮しつつ、「洗濯かごが聞けて良かった!」とだけ書きましたが、
それがきっかけでってわけじゃないんだろうけど、次週の福岡でのライブの二日目は
なんと『洗濯かご』が一曲目!
私のようなこの曲の信者には、出だしからしびれっぱなしのコンサートでしょうけど、
一般的にはかなりヘビーなスタートではないでしょうか? しかもさらにすごいのは、
このあと二曲目からアンコールに至るまで、この日はすべてリクエストだったことです。
「単に面倒くさくなって曲を決めなかった?」だけかもしれませんが、それにしても
思い切りましたよねえ。
浩子さんのHP(オフィシャルサイト版)にはライブ曲リストが紹介されています。
コンサートごとに曲がガラッと変わる浩子さんならではのコーナーですが、
「あの会場ではこんな曲演奏したんだな」とか興味深く拝見しています。
この度の詳細版でもこのリストを参考にしたので、演奏曲名および曲順は
間違いないと思いますが、その他は自分の記憶だけを頼りに書いたので、
多少内容に間違いがあるかもしれません、ご了承、お許しくださいませ。
以上、長々お付き合いありがとうございました。
カタツムリのような歩みの私ではありますが、今後も「谷山浩子を追いかけて」、
アルバムを買ったり、どこかの会場でコンサートを見たりしたいと思います。
では、最後の最後、この歌は私からの三回目のアンコールです。
♪ 指ではがすと動かなくなるカタツムリ
床に置いて 見てないふりでそっと見ていると
少しずつやっぱり出てくる 基本的には動きたい
どうしてそこでそっちへ曲がるの どんな理由が
理由はない 曲がっただけ
窓を開け道を作る
青い夜 月明りの中
輝く黄金の貝殻
石やガラス 合成樹脂や金属の
宇宙都市も恐れはしない 歩いていくだけ
いつの日か夢にまでみた 緑と水の楽園へ
手にのせてつれていくのは やさしいけれど
あとをついて ついていくよ
今はまだ椅子の足の途中だけど
(カタツムリを追いかけて/詩:谷山浩子)